順調な回復を見せるローマの“若き逸材” 大怪我を乗り越えさらなる飛躍を

ローマでブレイクを果たしたザニオーロ photo/Getty Images

この経験は本当に役に立っている

現在リハビリ中のASローマに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロが、大怪我を乗り越えた先のさらなる飛躍を誓った。

現在20歳のザニオーロは、2018年夏にインテルからローマへ移籍した。同年9月に行われたレアル・マドリード(CL・GL第1節)でローマデビューを果たすと、その後はメキメキと頭角を現し、2018-19シーズンの後半戦にはチームの主力に定着。今季も公式戦24試合に出場して6ゴール2アシストを記録するなど、ローマの将来を担うを期待の若手MFだ。昨年3月には19歳ながらイタリア代表デビューも飾っている。

しかし、そんな若き逸材に試練の時が訪れた。今年1月に行われたユヴェントス戦(セリエA第19節)で右膝を負傷し、前半半ばでの交代を余儀なくされることに。その後の検査で前十字靭帯の断裂と半月板を損傷していることが判明して手術を行うこととなり、長期離脱を余儀なくされることとなってしまったのだ。
伊『sky sport』のインタビューに応じたザニオーロは当時のことを「(怪我を)否定するつもりはないよ。でも怪我をした最初の2〜3日はすごくショックで、誰とも話すことができなかった。すぐに大怪我だとわかったからね」と振り返っている。さらに「地面に倒れる前に、何かが裂けるような音が聞こえたんだ。あれは恐ろしい感覚だったね。あれを見ると、今でも鳥肌が立つよ」と怪我をした際の状況も明かした。

ただ、3月にはサッカー界で流行っていたトイレットペーパー・リフティングを披露するなど、順調な回復を見せているザニオーロ。「僕は膝はいい反応を見せてくれているよ。毎日目標を設定しているし、これを続けていきたいね。できることなら、チームメイトたちと一緒にシーズンを終えられたらとても嬉しい。正直に言うと、この経験は僕の成長に本当に役に立っていると思う。大切なことを理解し、細部まで集中することができているからね」と語っている。

全治5〜6ヶ月と診断され、今季中の復帰は絶望と思われていた。しかし、現在世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦の中断が余儀なくされ、日程がずれ込むことで、もしかしたらザニオーロは今季中に復帰することができるかもしれない。ぜひとも成長した姿で、ピッチに帰ってきてもらいたいものだ。

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