“選手との確執”は真実だった チェルシー時代を振り返るサッリ

今季からユヴェントスの指揮官を務めるサッリ photo/Getty Images

不器用なイタリア屈指の戦術家

イタリア屈指の戦術家であるマウリツィオ・サッリが、チェルシー時代を振り返っている。

元銀行員という異色の経歴を持ち、長い下積み生活を経て2015年にナポリの指揮官に就任したサッリ。“サッリズモ”や“サッリボール”と呼ばれる素早いプレスから華麗なパスサッカーを展開するスタイルで、多くのサッカーファンを魅了し、一躍その名を欧州に轟かせた。昨季はチェルシーを率いてヨーロッパリーグ制覇を成し遂げ、今季からはイタリアの絶対王者ユヴェントスを率いている。

そんなサッリが、ユヴェントスのYouTubeチャンネルのインタビューに応じた際、チェルシー時代に噂された「選手との確執」について言及。複数の異メディアが伝えている。
「ハシゴを登れば登るほど、選手と個人的な関係を築くのは難しくなるものだ。(昨季)チェルシーの環境は大きく変化し、選手たちとの関係を築くのは時間がかかる。正直、チェルシーのロッカールームでは対立した関係を持っていたよ。ただ、ここを出ていくと伝えた時は、多くの選手が泣いてくれた」

「私は選手たちの背中を撫でるような人ではない。彼らには欠点についてたくさん指摘し、良い点についてはあまり話さなかった。これは選手たちに大きな影響を与えると思うが、いつか彼らが感謝してくれることを祈っているよ。彼らは周りの性格を受け入れられるようになると、何かに気づけるんじゃないかな」

選手との確執があったことを包み隠さず明かしたサッリ。選手との関係を築くのが苦手で、独特の愛情表現がうまく伝わらなかったのかもしれない。今季から率いるユヴェントスでも、これまでたびたび選手との確執が噂されてきたが、不器用なイタリア屈指の戦術家の愛情は選手たちに伝わるのか。今後の選手との関係作りに注目だ。

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