“鉄人スピードスター”の気になる1年 2010W杯制覇知る男が目指すEURO

セビージャのヘスス・ナバス photo/Getty Images

1年の延期に対応できるか

新型コロナウイルスの影響で今夏に開催予定だったEURO2020が来年に延期されることとなったが、ベテラン選手にとってこの1年は大きい。

スペイン『MARCA』が気にしているのは34歳の鉄人スピードスター、セビージャでプレイするスペイン代表MFヘスス・ナバスだ。

スペインは2010年に南アフリカワールドカップを制覇したが、今やナバスはその優勝を知る数少ない現役スペイン代表選手の1人でもある。
当時のスペインは今よりも中盤に豪華なタレントを抱えており、圧倒的にボールを支配して戦うバルセロナと同様のスタイルだった。そのチームにおいて、スピードを活かして右サイドを疾走するスーパーサブのナバスは貴重な存在だったのだ。

そのスピードは34歳になった今も衰えていない。今は右サイドバックへとポジションを下げ、所属するセビージャでは主将を任されている。10年前のスピードを維持しつつ、リーダーシップを発揮できる選手へと成長を遂げたのだ。

その鉄人ぶりは驚異的で、今季もリーグ戦では27試合全てに先発出場。しかもそのほとんどがフル出場で、試合途中に下がったのは昨年11月のバジャドリード戦のみ。そのバジャドリード戦も89分までプレイしている。

同メディアはナバスが来年に延期されたEURO2020への出場を希望していると伝えており、アピールのためにもう1年間トップパフォーマンスを維持する必要がある。とはいえ今の状態を考えると、35歳になる来年もナバスはフル稼働できるはず。

2010ワールドカップ制覇を知る偉大なるベテランプレイヤーとして、ナバスの存在もEURO2020を戦うスペイン代表に欠かせない。

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