“27歳”のドイツの天才はピンチだ 「キャリアをステップダウンさせないと」

ドルトムントのゲッツェ photo/Getty Images

ドルトムントでも影薄く

ジェイドン・サンチョやジョバンニ・レイナ、アーリング・ハーランドら若い選手が躍動する中、ドルトムントではMFマリオ・ゲッツェの影が薄くなってきている。

ゲッツェはまだ27歳と、決してベテランの領域に入っている選手ではない。しかし近年は代謝異常のトラブルを抱えるなど、以前ほどのパフォーマンスを披露できない時間が続いている。今季も僅か3得点しか奪えず、指揮官ルシアン・ファブレの信頼を掴むことはできていない。

ゲッツェとドルトムントの契約は今季限りとなっているが、今のドルトムントにとってゲッツェは高額なサラリーを支払ってまで維持したい選手ではなくなってきている。今夏にゲッツェは環境を変える必要が出てくるかもしれない。

『Sky sport』によると、元ドイツ代表のローター・マテウス氏もゲッツェを求めるトップクラブは見当たらないと語る。サラリーの部分を見直すなど、変化の時を迎えているとの考えだ。

「彼がトップクラブに加わるとは思えない。マリオは多くのことを成し遂げ、2014年には我々にワールドカップも与えた。彼はドルトムント、そしてバイエルンで素晴らしい時を過ごしたが、ゲッツェのようなタイプの選手に需要はあるだろうか?彼はキャリアをステップダウンさせないといけない。クラブに関してだけではなく、サラリーの部分でもだ」

ゲッツェはドイツが生んだ天才プレイヤーとして10代の頃から絶賛されてきたが、ややスピードを失ったところがある今のゲッツェを欲しがるトップクラブは多くないだろう。

まだ衰える年齢ではないが、ゲッツェがもう1度特大の輝きを放つ時はくるのか。

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