少し意外なセリエA“No.1”ミドルシューター 古巣で輝くリーグ最高の砲撃手[映像アリ]

今季カリアリに復帰したナインゴラン photo/Getty Images

今季古巣に復帰

今季セリエAの前半戦で最もサプライズと言えたチームはどこか。おそらく、多くの人がカリアリの名を挙げることだろう。今でこそ12位に後退してしまった彼らだが、一時はその順位を位にまで上げていた。過去3シーズンの成績は15位、16位、11位と二桁順位を彷徨っていただけに、この快進撃には驚いた人も多いだろう。4シーズン前にセリエBを戦っていたことも考えればなおさらだ。


そして、その原動力となっているのが今夏インテルから5年半ぶりに同クラブへ復帰したMFラジャ・ナインゴランだ。持ち前の豊富な運動量でピッチを縦横無尽に駆け回る彼は、今やカリアリの中盤に欠かせない。第9節でDFルカ・セピテッリが負傷離脱して以降は腕章を巻いてプレイしており、名実ともに快進撃を続けるチームを引っ張っている。そんなナインゴランの凄まじい統計が明らかとなった。
その統計とはナインゴランのミドルシュートでの得点数。ナインゴランは今季セリエAで5ゴールを記録しているのだが、その全てが相手ペナルティエリア外ならのシュートによるものだという。データサイト『Opta』によると、これは同スタッツにおけるリーグ最高値。ナインゴランは現在“セリエAで最もミドルシュートを決めている男”なのだ。

なかでも圧巻だったのは今季初ゴールとなった第8節SPAL戦でのシュート。FKからのこぼれ球を豪快に相手ゴール左隅に突き刺したハーフボレーは見る者を魅了した。伊メディアが「サンダーボルト」と称したビューティフルショットには、世界から賛辞の声が。あのゴールがマグレではなかったと、このスタッツは証明していると言っていいか。

常にエリア外からゴールを狙っているナインゴラン。“スナイパー”というよりは“砲撃手”と言った方が彼のスタイルには合っているか。現在セリエAは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中断を余儀なくされているが、リーグ戦が再開した際には大砲を放ち続けるこのMFから目が離せない。


参照元:YouTube

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