リヴァプールは30年かかった 復権への道探る“赤い悪魔”はどうなる

マンUがトップレベルに帰ってくるまでにはどれほどの時間が必要になるのだろうか photo/Getty Images

「サッカーにはサイクルがある」

今季のイングランド・プレミアリーグでは、ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールが独走体制に入っている。先日行われたワトフォード戦で敗れてしまったため“無敗優勝”の夢こそ敗れてしまったが、ここまでの戦いぶりは見事だ。現時点で2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「22」。よほどのことが無ければ優勝は堅いと言っていい。

無事優勝が決まれば、リヴァプールにとっては30年ぶりの栄冠。プレミアリーグ体制となってからは初の優勝となる。長く“古豪”のイメージが拭きれなかった同クラブだが、ようやくかつての輝きを取り戻していると言えよう。このまま黄金時代が始まる可能性も低くはないだろう。しかし、その一方で近年なかなか成績を伸ばすことができていない名門も。マンチェスター・ユナイテッドだ。

かつてはプレミアで栄華を極めたマンUだが、2012-13シーズンの優勝以降は成績が芳しくない。2017-18シーズンには2位のポジションを確保したものの、6位や5位でフィニッシュするシーズンも珍しくはなくなってきた。今季もここまで5位。彼らは数年前のように、毎年優勝を争えるレベルからは脱落してしまっている。良い選手はいるのだが、なかなか勝てず先の見えない状況と言えるだろう。

しかし、クラブOBのアンディ・コール氏は、今マンUは我慢の時期を迎えていると主張する。同氏は近年古巣が迷走していることを認めつつも、長い目で復活を計画すべきと『Acast』に対して次のように語っている。

「サッカーにはサイクルがあるんだ。アレックス・ファーガソンが勇退した時、後任を見つけることは本当に、本当に難しいことになるだろうと私も感じていたよ。クラブも彼の幻影に振り回されたくはなかっただろう。でも、結果的にはそうなってしまった。ユナイテッドは試行錯誤を繰り返し、何度も監督を変える羽目になったね。でも、リヴァプールを見てほしい。彼らはプレミア優勝を掴みかけているが、それには30年もの時間を要したんだ。ユナイテッドが復活するのに30年かかるとは思わないけど、彼らは現在トップを走るリヴァプールやシティに数年遅れていることは事実だ。当然、ギャップを埋めることで物事は変化するけどね」

マンUは現時点でトップクラブに後れを取っていることを自覚した上で、再建に着手すべきと主張したコール氏。その場しのぎで時間を浪費すべきではないとの考えか。かつての“強いマンU”を知っているファンにとっては辛すぎることかもしれないが、再びトップに戻るために他の選択肢はそうそう見つからないだろう。

リヴァプールでさえ、クロップ監督を招聘してから5年かかったクラブの復権。はたして、マンUはあとどれほどで優勝争いの常連に戻ることができるか。優秀な若手は揃っているだけに、じっくりと盤石の体制を整えたいところだ。

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