フランスの伏兵が今季CLを荒らす予感 下馬評低くても信じて勝ち取った金星

ユヴェントスに先勝したリヨン photo/Getty Images

期待度低いのは「仕方のないこと」

現地時間25日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグで、強豪ユヴェントスを1-0で降したオリンピック・リヨン。おそらく、この伏兵と呼べる存在がイタリアの絶対王者を破ったことに驚いた人は多いのではないだろうか。

ユヴェントス対策に3バックを採用し、ボールを握らせながら鋭いカウンターで勝利を手繰り寄せたリヨン。この試合で同クラブがユヴェントスに許した枠内シュートは“ゼロ"。ボールを握られながらも必死に耐えて質の高い攻撃を繰り出す彼らの戦いぶりは、実に見事なものだったと言える。ユヴェントスの選手がシュート体制に入った瞬間、リヨンの選手が身体を投げ出しブロックにいく姿は士気の高さが窺えた。

そんなチーム全体が連動して掴んだ勝利には、MFフセム・アワールも満足げだ。試合後、司令塔はこのユヴェントス戦を次のように振り返っている。仏『France Football』が伝えた。
「チームは良いパフォーマスを維持しているね。試合前には僕たちがこの試合の本命ではないと聞いていた。それは仕方のないことだよね。でも、僕らはこの試合でユヴェントスを不安定にすることができると信じていたよ。この勝利は全員が無私無欲でプレイした結果だね。正しい試合ができたと思うよ。でも、まだ1stレグが終わっただけ。次の試合も野心を持ってアウェイに乗り込むつもりさ」

本命ではないとの評判を自覚しながらも、ユヴェントス相手に金星をあげたリヨン。はたして、彼らは勢いそのままに現地時間3月17日に行われる2ndレグでも勝利を掴むことができるか。フランスから乗り込んできた伏兵が今季のCLを荒らす。

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