リヴァプール移籍前に南野拓実が相談した人物 決断を後押しした先輩2人

今冬リヴァプールに加入した南野 photo/Getty Images

プレミア&クロップサッカーの経験者

今冬ザルツブルクからイングランドの強豪であるリヴァプールへ加入した日本代表FW南野拓実。現在“世界最強”との呼び声も高い同クラブに、日本人選手が移籍したことは大きな話題となった。この知らせに驚き、歓喜した人も多いだろう。

そんな素晴らしいステップアップを果たした南野だが、この決断を下す前には複数の先輩に相談をしていたようだ。英『Liverpool Echo』によると、同選手はクラブの公式プログラム内で今回の移籍を後押しした日本代表の先輩2人を次のように明かしている。

「(今回の移籍を決断するにあたって、)まずはサウサンプトンにいた吉田麻也さんに話をしました。リヴァプールについては訊かなかったですけどね。 プレミアリーグに行くことになるかもと伝えただけで、行き先がリヴァプールだということは言いませんでした。また、ドルトムント時代にクロップ監督の下でプレイした香川真司さんにも相談しました。クロップ監督は真司さんについて話していたし、真司さんもクロップ監督のことを話してくれました。そういった点で、この2人が本当に良い関係を築いていたんだなと感じましたね。真司さんはクロップ監督のことを『世界最高の監督の1人』と言いました。ここへ来てからというもの、その言葉は本当だったんだなと感じています」
南野はプレミアリーグとクロップ・サッカー、それぞれの経験者から話を聞いてリヴァプール行きを決断したという。そして、同選手はこの後にチームに合流してから2カ月ほどの時間が経過した現在の状況や、私生活での苦労についても触れている。

「チームに合流した際にはすべての選手が歓迎してくれましたけど、その中でもロッカーの位置が近くて英語が話せるナビ・ケイタとサディオ・マネの2人にはよくしてもらっていますね。ドイツ語を話せる選手がいるのも、僕にとっては助けになっています。今は新しい家に引っ越したので、私生活もだいぶ落ち着いてきました。街や食べ物、チームメイトにも慣れましね。だから、とてもリラックスすることができていますよ」

「スカウス(リヴァプールの方言)のアクセントを理解するのは大変でしたね。別の言語かと思いましたよ。本当にわからなかったので、フレーズ一つ覚えることができませんでした。ですが、リヴァプールは本当に素晴らしい街です。中心地を歩いた際には、とても楽しくなりました。ビートルズの像も見ましたね。とても綺麗な街です」

どうやら、リヴァプールでの生活にも慣れてきた様子。活躍するためには不可欠な要素と言えるだけに、一安心と言ったところか。とはいえ、勝負はここからが本番。はたして、このサムライはイングランドのビッグクラブで今後ポジションを確保することができるのだろうか。信頼できる仲間と切磋琢磨する日本代表FWのさらなる成長に期待したい。

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