未だに今季のリヴァプールはリーグ戦で1つも負けていないのだが、何より凄いのは離脱者が出ても問題なく対応しているところにある。
例えば今季は開幕早々に守護神のアリソン・ベッカーが負傷し、第2節から第8節まで欠場することになった。さらに11月には守備的MFファビーニョが負傷。先日のサウサンプトン戦でようやく復帰後初のリーグ戦フル出場を果たしている。
彼らはチームの主軸であり、彼らが離脱している間に負けてもおかしくはなかった。そこで負けないのが今のリヴァプールの恐ろしいところなのだ。
また英『GIVE ME SPORT』は、まだリヴァプール・最強メンバーが揃ったことはないと紹介している。どれが現リヴァプールのベストイレブンかは意見が分かれるところだろうが、シンプルに考えるならばこうなる。
GK
アリソン・ベッカー
DF
トレント・アレクサンダー・アーノルド
ジョー・ゴメス
フィルジル・ファン・ダイク
アンドリュー・ロバートソン
MF
ファビーニョ
ジョーダン・ヘンダーソン
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
FW
モハメド・サラー
サディオ・マネ
ロベルト・フィルミーノ
実は今季この11人が揃って先発したゲームは1つもないのだ。理由としてはアリソンが早々に負傷したこと、シーズン途中にファビーニョが離脱したこと、そしてジョー・ゴメスとファン・ダイクのゴールデンコンビ発見に時間がかかったことが挙げられる。
当初はジョエル・マティプとファン・ダイクがセンターバックでコンビを組んでいたのだが、マティプも10月終盤に負傷。さらにはバックアッパーのデヤン・ロヴレンまで負傷し、ようやくゴメスとファン・ダイクのコンビが実現することになった。
ゴメスとファン・ダイクがコンビを組むのは今季が初めてではないが、これが想像以上にフィット。クリーンシートを連発することになり、ゴメスとファン・ダイクのコンビがファーストチョイスとなったのだ。
今季のリヴァプールは負傷のトラブルも多く、その穴埋めなど試行錯誤を繰り返しながら無敗を維持してきたのだ。上記のイレブンが未だ1度も揃って先発したことがないというのは驚きでもある。
今はアリソンもファビーニョもチームに復帰し、ようやく最強イレブンを組む準備が整ってきた。もう手が届くところまできているリーグ制覇、そしてチャンピオンズリーグ連覇へ。後半戦はフルメンバーで駆け抜けたいところだ。
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