21歳のスペイン代表MFはなぜドイツへ ギリギリまで迷った冬の決断

今冬ライプツィヒに加入したオルモ photo/Getty Images

古巣SDが明かす

今冬クロアチア1部のディナモ・ザグレブからRBライプツィヒへと移籍を果たしたスペイン代表MFダニ・オルモ。スペイン代表の次世代を担う存在と期待をかけられる同選手だが、なぜこのテクニシャンは次のステップとしてドイツのクラブを選んだのだろうか。

ライプツィヒ移籍の噂が出る前には、セリエAやプレミアクラブへの移籍が間近とも現地メディアによって伝えられていたオルモ。しかし当時、同選手の頭の中にはイタリアやイングランドでプレイする選択肢はなかったという。古巣SDがその舞台裏を一部明かしている。

「ダニはイタリアやイングランドには行きたくなかったんだ。そういったこともあって、彼は最終的にライプツィヒ行きを決断したのさ。もう少し時間があればバイエルンにも行けたかな。彼ほどの実力者ならば、もっと多くのオファーをもらうことも可能だったかもしれない。でも、それは我々だけの問題でもなかったからね。ライプツィヒからの申し出を拒否することもダニにはできたはず。だけど、そうすることは彼にとって正しいこととは言えなかった」
クロアチア『Sportske Novosti』のインタビューに対してこのように語ったのは、オルモの古巣であるD・ザグレブでスポーツディレクターを務めるゾラン・マミッチ氏だ。オルモにセリエAやプレミアのクラブからオファーが来ていたことは事実だが、選手本人の意向からギリギリまで様々な道を模索したと同氏は明かしている。ライプツィヒはそんな状況の中で、彼にとって最高の選択肢だったということなのだろう。

ギリギリまで自身に届いたオファーを吟味して移籍先を決めたというオルモ。はたして、この選択は彼にとって吉と出るか凶と出るか。慎重にステップアップ先を決めた21歳の新たな挑戦に注目だ。

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