サラーでもファン・ダイクでもない シアラーが思うリヴァプールの“MVP”

リヴァプールのヘンダーソン photo/Getty Images

派手さは無くとも……

未だにリーグ戦で無敗を維持しているリヴァプールは、GKからFWまで全選手に満点評価を与えてもいい素晴らしいシーズンを送っている。

安定感抜群のGKアリソン・ベッカー、最終ラインを統率するDFフィルジル・ファン・ダイク、サイドバックながらアシストを量産するトレント・アレクサンダー・アーノルド、もちろん前線3トップも忘れてはならない。

しかし、元イングランド代表FWで解説を務めるアラン・シアラー氏が思うMVPは別にいる。英『BBC』にて同氏が今季のリヴァプールMVPに選んだのは主将のMFジョーダン・ヘンダーソンだ。
「もしシーズンが明日で終わるとするならば、私の中ではヘンダーソンがシーズンのベストプレイヤーだ。これに疑いはないね」

同氏はこのようにコメントしており、ここまでのパフォーマンスではヘンダーソンがNo.1との評価だ。攻守両面での運動量、チームを引っ張る姿勢など、プレイとメンタル面の両方でチームに大きく貢献しているのは間違いない。

モハメド・サラーやサディオ・マネ、ファン・ダイクらに比べると派手さはないが、ヘンダーソンはスティーブン・ジェラードとは異なるキャプテン像を見つけつつある。ド派手なミドルシュートやロングパスがなくとも、チームを引っ張ることは可能なのだ。

ヘンダーソンがピッチにいることでチームメイトの気が引き締まる部分もあるはずで、ヘンダーソンをリヴァプールのベストプレイヤーと評するのも間違いではないのだろう。

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