黄金世代の1人がなぜ…… 歯車狂った“トルコのプリンス”今後はどうなる

トルコ代表としてプレイしてきたトゥラン photo/Getty Images

バルセロナをレンタルで去ってからトラブル続き

EURO2008では21歳ながら2得点を記録し、トルコ代表のベスト4入りに貢献。当時の大会で若き天才MFとして強烈なインパクトを世界に与えたのが、MFアルダ・トゥランだ。

トゥランが高度なテクニックの持ち主であることは誰もが認めているが、今ではあの頃の輝きを失ってしまった。イスタンブールBBでプレイしていた2018年5月には審判に手を出して長期の出場停止処分を喰らい、同年10月には暴行や拳銃所持の問題で執行猶予付きの有罪判決を受けたのだ。

実力のあるサッカー選手だっただけに、こうしたトラブルが続いてしまったのは非常に残念だ。EURO2008で活躍したトゥランは3年後の2011年にトルコのガラタサライからスペインのアトレティコ・マドリードへ移籍しているが、英『Daily Mail』はこれでも遅いくらいの欧州五大リーグ挑戦だったと才能を絶賛している。
アトレティコではヨーロッパリーグ制覇やリーガ・エスパニョーラ制覇を経験し、同じくスペインの名門・バルセロナに引き抜かれた。ところがバルセロナでは定位置を確保できず、トルコのイスタンブールBBにレンタル移籍。歯車が狂い始めたのはこのあたりからだ。

今月7日にはイスタンブールBBがトゥランのレンタル契約を解除したと伝えられ、バルセロナ側もトゥランを求めていない。同メディアはトゥランを「トルコのプリンス。黄金世代の中でも最も才能があった選手の1人」と表現しているが、才能があっただけに現状は非常に残念だ。

現段階で将来のことを考えるのは難しいが、トゥランのサッカー人生はどうなるのか。

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