“7500万ユーロ”のユーヴェDFがピンチ 20歳が完全体となるのはいつだ

今夏ユヴェントスに加入したデ・リフト photo/Getty Images

移籍金“5分の1”の男と定位置争い

今夏7500万ユーロ(約90億円)とも言われる移籍金でアヤックスからユヴェントスに加入したオランダ代表DFマタイス・デ・リフトだが、現在そのわずか5分の1の移籍金で加入した男にポジションを奪われつつある。その男とは、同時期にサッスオーロから1500万ユーロ(18億円)でやって来たトルコ代表DFメリフ・デミラルだ。

開幕当初はリーグやチームへの適応に戸惑う姿も見られ、各方面から低評価を受けていたデ・リフト。しかし、守備陣の要であるジョルジョ・キエッリーニが長期離脱を強いられてからは、安定した出場機会を確保。レオナルド・ボヌッチと共に名門の最終ラインを支えてきた。しかし、試合を重ねるごとにこの20歳の課題が浮き彫りとなってくる。クリーンシートが達成できないのだ。

今季のユヴェントスはリーグ戦での総失点こそそこまでかさんでいないものの、クリーンシート達成数は少ない。デ・リフトが出場した試合での達成はわずか3回のみだ。もちろん彼のせいだけではないが、CBは守備の要。相手をシャットアウトするというDFの任務を、デ・リフトが完遂できていたとは言い難い。

これを受け、マウリツィオ・サッリ監督は第16節からデ・リフトの先発起用を見送り、前述したデミラルの起用に踏み切った。この抜擢を受けたデミラルは、3試合目となった第18節カリアリ戦で早くもクリーンシートを達成。さっそく結果を出してみせた。今やスタメンの座はデミラルのものになりつつあると言っていいだろう。このままデ・リフトは居場所を失ってしまうのか。かつてユヴェントスを指揮した名将ファビオ・カペッロ氏はこの20歳の現状について次のように語っている。

「ユヴェントスはディフェンス面でいくつかの問題を抱えている。あまりにも失点が多いよ。これを考慮して、サッリは最近デ・リフトに代えてデミラルをスタメンに選んでいる。デ・リフトは良くなかったかって? そうだね。あまり良くなかった。ボヌッチにはマタイスよりもデミラルのような選手が相棒としてピッタリだ。マタイスが新しい戦術やメンタリティ、その他全ての困難な状況を理解するには時間がかかる。プラティニでさえ、みんなのよく知るプラティニになるには半年かかったんだ。彼に時間を与えよう。まだ若いんだからね」

カペッロ氏がこのように自身の見解を示したことを伊『Sky Sport』が伝えている。同氏は現状、守備を安定させるならばユヴェントスはデミラルを継続起用すべきとの考えを持っているようだ。一方で、デ・リフトの成長を焦るなとも忠告している。

はたして、“7500万ユーロの男”が完全体となる日はいつか。その移籍金に見合った活躍を披露する時を全てのユヴェントスファンが待ちわびている。

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