“2億ユーロ”になる前に獲得を ロドリゴらレアルが持つ若手発掘のテーマ

久保も超高額プレイヤーとなるのか photo/Getty Images

ワールドクラスになり得るタレントの引き抜き

近年のレアル・マドリードは若手の獲得に積極的な姿勢を見せてきた。現在レアル・ソシエダにレンタル移籍しているMFマルティン・ウーデゴー、すでにレアルで結果を出しているMFフェデリコ・バルベルデ、FWロドリゴ・ゴエス、ヴィニシウス・ジュニオールなど、レアルは確かな才能を持つ若手を次々と引き抜いている。

そこには、1つの明確なテーマが存在するという。スペイン『MARCA』によると、彼らのテーマは「2億ユーロ以上の価格になる前に選手を見つけること」だ。ここ最近は移籍市場でも簡単に1億ユーロ超えの移籍金が動くようになり、少しでもブレイクした選手には高額な移籍金がかけられる。

レアルはヴィニシウスとロドリゴの獲得にそれぞれ4500万ユーロを費やしているが、彼らも将来的に1億ユーロ超えプレイヤーへ成長する可能性がある。そうなってから獲得に動いていたのでは遅いのだ。まだ欧州でプレイしたことがない10代のブラジル人FW2人に合計9000万ユーロを費やすのはいかがなものかといった意見も出ていたが、将来的にはバーゲン価格だったと振り返ることができるかもしれない。
同メディアはレアルのディレクターを務めるフニ・カラファト氏が大きな仕事をしていると取り上げており、スカウト部隊の目利きは正しいと言えよう。特にロドリゴ、ヴィニシウス、DFエデル・ミリトン、そして現在獲得へ近づいているとされるフラメンゴ所属の17歳MFレイニエル・ジェズスはいずれもブラジル人選手だ。カラファト氏がここに力を入れているのは間違いない。

昨夏には日本代表MF久保建英もレアルに加わったが、久保も近い将来世界トップレベルの選手になる可能性を持つ逸材と評価されたということだろう。全員が上手く成長するとは限らないが、レアルが目をつけた若者たちは1億ユーロ超えの価値を持つ選手に育つ可能性を秘めている。2億ユーロのような価格になってから動くのではなく、4500万ユーロ程度で済む間に獲得をまとめてしまう。これが新たな銀河系軍団誕生のテーマといったところか。

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