新指揮官は早くも選手との信頼関係を構築しようと奮闘しているようだ。アーセナルのミケル・アルテタ 新監督が一人の選手と話し合いの場を持ったことを明かしている。
その選手とはスイス代表MFグラニト・ジャカだ。今季ウナイ・エメリ前監督から新首相に指名されながらも、ファンとの関係が悪化しその役割を剥奪されてしまった同選手。フレドリック・ユングベリ暫定監督の下で再び出場機会を得ていたが、サポーターとの軋轢などが原因で今冬移籍の可能性も取り沙汰されていた。
しかし、アルテタ監督はプレミアリーグで11位に沈む現状を打開するために、このMFは必要な戦力と捉えているようだ。同監督はアーセナルに移籍する前からジャカには注目していたと次のように語っている。
「私は2016年にシティのコーチになってMFを探していたんだけど、ジャカはその時のリストに載っていたよ。それは私がどれだけ彼を気に入っているかを表している。アーセナルが彼とサインを交わした時は嬉しかったね」
アルテタ監督がジャカについてこのように話したことを英『Daily Mirror』が伝えている。指揮官は自身が評価していた逸材が古巣に加入したことを嬉しく思ったという。そして、その評価は今も変わっていない様子だ。アルテタ監督はジャカとすでに直接話し合いの場を設けたことも明かしている。
「私はジャカに対して、私が彼を気に入っていることや期待していることを話したよ。チームにとって彼がどれほど必要な選手であるかということもね。私は彼を助けるためにここにいる。ジャカの後ろには僕らがいると感じてほしいね。彼はひとりじゃない。クラブの一員なんだ。選手には自信をはじめとした色々なものを与えたいと思っているよ。ゆっくりかもしれないが、うまくいけば我々は望む場所に行くことができるはずだ」
はたして、ジャカはアルテタ監督の下で完全復活を遂げることができるのか。アーセナルが競争力を取り戻すためにキーマンはこの男かもしれない。
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