ムバッペ、フェリックス “ロナウドVSメッシ”に代わる新たなキング候補たち

長く世界を支配してきたメッシとロナウド photo/Getty Images

2020年から始まる新たなライバル関係

今もまだライバル関係は続いているが、2010年代のサッカー界ではリオネル・メッシVSクリスティアーノ・ロナウドが1つの大きなテーマだった。約10年間バロンドールを争い続け、サッカー界は2人を中心に回っていたのだ。

しかし、2人もベテランの域に入っている。ライバル関係が続くのは長くても2020年代前半までだろう。今後はメッシVSロナウドに代わる新たなライバル関係が生まれていくことになる。

では、誰が2020年代のバロンドール争いをリードしていくのか。英『Daily Mail』は2020年代の主役候補を数名リストアップしているのだが、現時点でバロンドールに最も近い若手選手はパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペで間違いない。
メッシ、ロナウドに代わる新時代のスーパースターとなっていくはずで、ムバッペがバロンドールを1度も獲得しないままキャリアを終えるのは想像しにくい。

ムバッペを追いかける選手としてリストアップされているのは、アトレティコ・マドリードFWジョアン・フェリックス、ドルトムントMFジェイドン・サンチョ、マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォード、さらにはバルセロナの17歳FWアンス・ファティの名前まで挙がっている。

今夏に1億2600万ポンドもの移籍金でアトレティコに加わったフェリックスはやや苦戦気味だが、同メディアはフェリックスの時代が必ずくると断言している。ポルトガル代表の先輩であるロナウドから学ぶことで、フェリックスが世界的なスターになると確信しているのだ。

サンチョ、ラッシュフォードのイングランド人アタッカーコンビも成長著しく、2人が順調に育てばイングランド代表としてEUROやワールドカップなどビッグタイトル獲得も視野に入ってくる。そうなればバロンドールのチャンスも出てくるだろう。

アタッカー以外では、バルセロナMFフレンキー・デ・ヨング、ユヴェントスDFマタイス・デ・リフトのオランダ代表コンビもリストアップされている。

基本的にアタッカー以外の選手がバロンドールを獲得するのは難しいとされているが、彼らもクラブと代表の両方でタイトル獲得のチャンスがある。

特にデ・リフトは楽しみだ。今年はオランダ代表の先輩である28歳DFフィルジル・ファン・ダイクがバロンドールの有力候補に挙げられていた。デ・リフトはまだ20歳と若く、8年後の28歳を迎えた時にファン・ダイクと同じようにバロンドールの有力候補になる可能性も考えられる。

新時代のライバル関係が生まれていくことになるだろうが、2020年代のサッカー界をリードするのは誰になるのか。この争いも楽しみだ。

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