昨季王者は今季のプレミアリーグ制覇を諦めてしまったのか。マンチェスター・シティの選手は早くもお手上げモードのようだ。
昨季リヴァプールとのデッドヒートを制し、プレミア優勝を成し遂げたマンC。しかし、今季はなかなか首位に近づくことができていない。現地時間7日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチには1-2で敗戦。16節を終了して早くも4敗目(10勝2分)を喫し、波に乗れない状況が続いている。これで首位を走るリヴァプールとの勝ち点差は早くも「14」に広がった。
この状況を受けて、MFイルカイ・ギュンドアンはマンCのプレミア優勝は難しいものになってしまったと考えているようだ。現地時間11日に行われたチャンピオンズリーグのディナモ・ザグレブ戦前に、同選手は「今のチームがベストな状態から遠いところにいるか」との質問に対して、次のように回答している。
「正直なところ、かなり遠いところにいると言えるね。今のところ、マンCにとって困難なシーズンになっている。リヴァプールとの間には大きな差があるんだ。僕らのタイトル争いがすでに終了したことは否定できない。だから、最低でも来季のCLのためにリーグ戦を戦わなければいけないね。正直に言うと残念だよ。でも、まだ僕らにはCLで成功するチャンスが残されているんだ」
このようにギュンドアンが白旗宣言を出したことを英『Manchester Evening News』が伝えている。続けてどうせ選手は現在のマンCのチーム状態についても言及。これまでとレベルは変わらないとしつつも、変化がないことこそがなかなか勝ち点を伸ばせない要因になっているかもしれないとMFは分析している。
「以前よりもチームの状態が悪化しているとは思わない。同じレベルにはあると思っているよ。ただ、変わっていないことこそが問題なのかもしれないね。変化が必要なのかな。でも、原因は本当にわからない。常に『次の週には良くなるだろう』って思っているよ。不満、怒り、失望のような気持ちがもっと必要なんだと思うね」
リヴァプールが好調すぎることもあるが、マンCの躓きも目立った今季プレミアの前半戦。しかし、これでマンCはCLに集中できるようになったとも言えるだろう。リーグ優勝こそ難しくなってしまったが、彼らは最後まで集中力を切らさずシーズンを戦いたいところだ。
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