本田圭佑、“東京五輪OA招集”へ最初の障害 フィテッセで変わる中盤の構成

フィテッセに加わった本田 photo/Getty Images

まずはベンチスタートか

オーバーエイジ枠での東京五輪出場を目指しているとされるMF本田圭佑に、次なる試練だ。

本田はなかなか新天地が決まらず、11月6日というタイミングでCSKAモスクワ時代の恩師レオニード・スルツキーが指揮するオランダ・フィテッセへ加入することになった。

スルツキーは本田を欧州カップ戦出場権獲得へのキーマンと捉えていたようで、加入後早々にスタメン起用。CSKAモスクワでの仕事から本田の能力を信頼していたのだろう。
ところが、本田が加わってもフィテッセの成績は好転せず。リーグ戦では5連敗中となっており、ついにはスルツキーが解任されてしまった。本田をフィテッセへ呼んだ恩師が解任されたとなれば、本田の立ち位置も変わってくる。

オランダ『Voetbalzone』は、暫定的にチームを指揮するヨセフ・オースティングが戦い方を変えてくると伝えており、ひとまず本田がスタメンから外れると予想している。

中盤ではスルツキー政権で先発の機会がそれほど多くなかった27歳のナヴァロン・フールがチャンスを得ると見られており、同メディアは早くも指揮官交代の影響が出てきていると分析している。

さらに『De Gelderlander』も、今節のフェイエノールト戦ではフール、リーシェドリー・バズール、マトゥシ・ベロの3人が先発すると予想。この3人もポジションが安泰というわけではないようだが、本田はポジション奪取へアピールしていかなければならない。

ようやく決まった新天地で自身を理解している恩師が解任される波乱含みのスタートとなったが、本田はオランダで結果を残せるのか。クラブで結果を出さない限りオーバーエイジ招集は難しく、五輪までアピールの時間が限られていることを考えると早急にスタメンを奪いたいところだ。

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