“6年半”もレアルの右サイドを支配 誰もが認める世界最高級右サイドバック

レアルのカルバハル&マルセロ photo/Getty Images

出場試合数は250を超えた

2010年代のレアル・マドリードが強さを維持できた理由の1つに、最終ラインの安定が挙げられる。レアルほどのビッグクラブにしては珍しく、最終ラインの顔ぶれはあまり変化がなかったのだ。

センターバックの絶対的リーダーであるセルヒオ・ラモス、早い段階からブレイクしたラファエル・ヴァラン、左サイドバックを長年務めてきたマルセロ、そして2013年より右サイドを支配してきたダニエル・カルバハル。彼らの存在は絶対的だった。

マルセロ、ラモスはこれまでもクラブのレジェンド的存在として称賛されてきたが、今回スペイン『MARCA』はカルバハルのこともクラブの歴史に名を残す名サイドバックだと称えている。
カルバハルは2012年夏にドイツのレヴァークーゼンにレンタル移籍し、そこでの活躍が認められて翌年にレアルへ戻ってきた。そこから250試合以上に出場することになり、同メディアも右サイドバックにおける「カルバハル時代」と名付けている。

ダニーロなどライバル候補を次々と蹴散らし、絶対的な地位を築いたのだ。クラブのアカデミーを経てレンタル移籍を経験し、1年で呼び戻されて長く主力を務める。カルバハルは理想的なキャリアを歩んでいると言える。

クロスの精度も向上し、1対1もしつこく相手を追い回す粘り強さがある。世界トップクラスの右サイドバックであることは間違いなく、同メディアはレアルで長く右サイドバックを務めたチェンドことミゲル・ポルラン・ノゲーラ、さらにミチェル・サルガドと並ぶ存在と伝えている。

現在は同じくレアルの下部組織出身選手であるアクラフ・ハキミがドルトムントにレンタル移籍しており、そこで結果を出している。左右両方のサイドバックをこなせるのは貴重だが、ハキミでもカルバハルを脅かすのは難しいだろう。カルバハルはまだ27歳で、まだまだ右サイドでは「カルバハル時代」が続くことになりそうだ。

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