復活したユーヴェの“10番” 脇役から主役へ変わる現代のトレクアルティスタ

ユヴェントスのディバラ photo/Getty Images

一時は構想外かと思われたが……

クリスティアーノ・ロナウドの存在によって完全な脇役となっていたユヴェントスの10番が生まれ変わっている。

現在ユヴェントスの10番を任されているのはFWパウロ・ディバラだが、昨季のディバラはロナウドとの共存に苦戦した。[4-3-3]のシステムでは居場所を見つけるのが難しく、マッシミリアーノ・アッレグリの下で主役になることができなかったのだ。

しかし、マウリツィオ・サッリ体制となった今季は違う。伊『Gazzetta dello Sport』はサッリがディバラを現代的な10番に変えたと取り上げており、トレクアルティスタでありながらセカンドストライカーのようにもプレイできていると評価する。
サイドではなく中央で起用される時間も増え、ディバラにはより自由が与えられている。ロナウドとの共存も問題ではなくなり、共存の中で自身も決定的な働きをこなすことができている。

昨季リーグ戦では5得点を挙げているが、今季はすでに3得点と快調だ。首位を維持しているのはもちろんだが、10番・ディバラを上手く機能させたことこそサッリ1番の功績なのかもしれない。

またディバラはここ数年間メンタル専門のコーチとも特別なトレーニングを積んできたようで、ピッチ外でも変わってきている部分があるという。今夏にはディバラ退団案も盛んに噂されていたが、今となっては残ってくれてよかったと感じているサポーターが大半だろう。

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