カペッロ氏、ユーヴェ現指揮官を絶賛 名将が評価した点とは

古巣ユヴェントスの指揮官を務めるサッリについて語ったカペッロ氏 photo/Getty Images

結果の重要性を理解

かつてACミランやユヴェントスなどを率いた名将ファビオ・カペッロ氏が、マウリツィオ・サッリ(現ユヴェントス監督)を絶賛している。

昨季をもってマッシミリアーノ・アッレグリ体制に終止符を打ち、今夏にイタリア屈指の戦術家であるサッリを招聘したユヴェントス。新体制になったこともあり、序盤戦から苦しい戦いが続いたが、さすがセリエA8連覇中の絶対王者といったところだろう。第11節終了時点で9勝2分と無敗をキープしており、インテルを抑えて首位に君臨。また、チャンピオンズリーグでも4試合消化して3勝1分で、グループステージ突破を既に決めている。まだまだ発展途上ではあるが、結果だけみればサッリ・ユヴェントスは最高のスタートを切ったといっても良いのではないか。

伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じた名将カペッロも「ロコモティフ・モスクワはあまりレベルの高いチームではないが、あの一戦はサッリが効果的にプレイする方法を知っていることを示した。ここ数ヶ月、私は彼がユヴェントスをマネージメントしてきた方法に、本当に感銘を受けているんだ」とサッリを手放しで称賛した。
さらに「彼はチームに自身のアイデアを強制しなかった。自身の哲学とチームの特徴の間にある落とし所を見つけようとしたんだ。もしアッレグリがモスクワであのように勝っていた場合、批判されていただろう。しかし、私はサッリにとってあの勝利は素晴らしいことだったと思う。彼は試合の結果がいかに重要であるかを理解していた」と話している。

これまで美しいパスサッカーで多くのファンを魅了してきたサッリだが、それとは裏腹に結果よりも内容が先行してしまい、批判される時期もあった。ただ、ユヴェントスでは結果を一番に考えているのが、これまでの試合で見て取れる。10日に行われるACミランとの一戦でも勝利にこだわって、勝ち点3を手にすることができるのか。

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