マンU10番は最高の状態に戻ったか 序盤戦不調も漂う逆襲劇の予感

リヴァプール戦で貴重な先制ゴールを挙げたラッシュフォード photo/Getty Images

リヴァプール戦の得点は流れを変えるか

現在プレミアリーグで9試合を終えて2勝4分3敗の13位と、名門らしからぬ順位に沈んでしまっているマンチェスター・ユナイテッド。この低迷の原因の一つとして考えられるのは得点力不足だ。ここまでのチーム得点数はわずか10点で、エースとして期待がかかるFWマーカス・ラッシュフォードの得点数もいまだ4点となかなかゴールが増えてこない。

しかし、リヴァプールの連勝を止める貴重な先制ゴールを挙げたことで、ラッシュフォードは最高の状態に戻ったとアラン・シアラー氏は主張する。同氏はこの背番号「10」のゴール前での動きを称賛し、英『The Sun』に対して次のように語っている。

「ラッシュフォードは最高の状態に戻ったね。彼のゴールへの動きは素晴らしかった。(ダニエル・)ジェイムズのクロスも素晴らしかったけど、その動きはまさにセンターフォワードと呼べるものだった。最近ではウェストハム戦とニューカッスル戦でラッシュフォードのプレイを見ていたが、その時は全くと言っていいほど彼は動けていなかったんだ。でも、日曜日(リヴァプール戦)の彼はエネルギーに満ち溢れていたね。リヴァプールの4バックに問題を引き起こさせていたよ。この試合で彼はアンソニー・マルシャルと交代しピッチを退く際、スタンディングオベーションを受けた。私もそれに値するパフォーマンスだったと思う」
たしかに、先制点の場面でのラッシュフォードの動きは完璧だった。ニアに走り込むと見せかけて相手DFの背後を取った一連の流れ。シンプルだが、スピードを武器とする彼はこのパターンで今後得点を量産してくれるかもしれない。

リヴァプール戦でゴールを奪うための形を一つ見つけ出したラッシュフォード。このゴールがいいキッカケとなるか。ここからはエンジン全開で序盤の遅れを取り戻したいところだ。

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