ジョルジョ・キエッリーニが負傷離脱しているユヴェントスの最終ラインでは、レオナルド・ボヌッチと新戦力のマタイス・デ・リフトがコンビを組んでいる。デ・リフトは今夏アヤックスから7500万ユーロもの移籍金で獲得した期待の若手センターバックであり、今後長きにわたってユヴェントスの守備を統率する存在になることが求められている。
しかし、チームを指揮するマウリツィオ・サッリはもう1人の重要人物のことも忘れてはいない。エンポリ時代よりサッリの哲学を叩き込まれているDFダニエレ・ルガーニだ。
ルガーニはデ・リフトの加入でポジションを失っており、ここまではベンチが続いている。サッリも守備の連携を強化するためには継続性が必要と考えているようで、今のところはボヌッチとデ・リフトで固定していくつもりなのだろう。それでもルガーニのことを忘れたわけではない。優れたポテンシャルを備える選手として、戦力の1人とカウントしているのだ。
伊『Calciomercato』によると、サッリはルガーニのフォームを回復させることも今季の目標の1つと語っており、エンポリ時代にも指導した教え子の能力を高く評価している。
「私はルガーニのことをよく理解しているし、彼は非常に若い時から優れたポテンシャルを備える選手だ。ルガーニのリカバリーもシーズンの目標の1つだよ」
デ・リフトが加わったため、ルガーニがポジションを確保するのは難しくなっている。キエッリーニが復帰すれば、ますますスタメン入りは遠のくだろう。今夏にはメリフ・デミラルも加わっているため序列を決めるのは難しいが、デミラルはすでにセリエAで1試合だけ出番を得ている。出場機会がゼロのルガーニは5番手と考えるべきなのかもしれない。
それでも25歳のルガーニはイタリアサッカー界の今後を支える存在になる可能性がある。上手く育てていきたいところで、サッリがどうプランに組み込んでくるのか気になるところだ。
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