まだまだトップ4を狙える 低迷ミラン、ピオリ新体制で巻き返しへ 

スタートダッシュに失敗したミラン。今季も苦しい戦いが続く photo/Getty Images

自信を見せる選手たち

今季もセリエAで苦戦を強いられているACミランだが、同クラブに所属する選手たちはここからの巻き返しに自信を見せている。

セリエA第7節終了時点で3勝4敗と負け越しており、勝ち点9ポイントで13位に低迷しているミラン。先日、今季からチームを率いてきたマルコ・ジャンパオロを解任し、賛否両論はあるものの新たにステファノ・ピオリを招聘した。新指揮官の下で再起を図るミランは、新体制として1週間ちょっとのトレーニングを積み、20日にレッチェをホームに迎え入れる予定となっている。

今季もチームの主力としてプレイし、ここまで全試合に出場していたフランク・ケシエは、伊『SPORT MEDIASET』のインタビューで今回の監督交代劇について「僕たちは選手であり、誰がベンチに座っていようと、常にベストを尽くさねばならない。ジャンパオロは僕らのシステムを変えた。彼が僕らに求めたことを表現するのに、十分な時間ではなかったと思う。でもミランには周りからのプレッシャーとかもあるので、時間はない。監督には申し訳ないと思っているけど、もう少し時間があればと思ったよ。彼とやりたいことはもっとたくさんあったんだけどね」と明かした。
さらに「さっきも言ったように、新しい監督が来ると時間がかかるものだ。僕はピオリと一緒に仕事をしたことはない。ただ、今は彼が僕に求めているものを見つけて、フィールドで表現したいと思うよ。僕らは最善を尽くす準備はできている。僕らは強いし、元気だ。ひどいスタートを切ってしまったけど、目標へ向けて前進し、戦っていかなければならない」とも話している。

また、今季からミランでプレイするテオ・エルナンデスも伊『sky sport』のインタビューで「僕らには、とても優れた監督がついている。一緒にうまくやれると確信しているよ。僕は彼のこれまでを知らなかったが、明確なアイデアを持っているし、素晴らしいサッカーをするのが好きだ。彼が最初に伝えてきたのは、一生懸命に努力し、ファンのみんなを味方に戻すためのパフォーマンスを披露する必要があるということだったよ。僕はスタメンを勝ち取るために毎日努力しているし、ミランで歴史を描きたいと思っている。まだ、トップ4でフィニッシュすることも可能だと思うよ。レッチェ戦から再スタートを切り、心と魂を捧げたい」と意気込みを語った。

はたして、ミランはレッチェ戦で白星を勝ち取り、浮上のキッカケをつかむことができるのか。名門復活へ向けて、是非とも意地を見せてもらいたいものだ。

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