スペイン紙も絶賛 U-22日本代表、因縁のブラジルに敵地でリベンジ 

トゥーロンで悔しさを味わった田中碧。2ゴール1アシストの活躍でブラジルに見事リベンジを果たした photo/Getty Images

「日本がブラジルを撃破するサプライズ」

現在ブラジル遠征を行なっているU-22日本代表は14日、国際親善試合でU-22ブラジル代表と対戦した。

今夏に開催されたトゥーロン国際大会の決勝でも相見えた両チーム。同大会で日本はブラジルにPK戦の末に敗れており、この一戦でリベンジを狙う。しかし、先制したのはホームのブラジルだった。日本は15分にPKを献上すると、これをマテウス・クーニャに決められ、リードを許す。ただ、日本も負けじと28分にMF田中碧の豪快なミドルシュートで同点に追いつき、前半を1-1で折り返した。

後半に入ると、こぼれ球を拾った田中が、再びミドルレンジから思い切って右足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ボールはゴールに吸い込まれ、日本が逆転に成功。さらに68分には、キャプテンを務めたMF中山雄太が強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺し、リードを2点に。終盤にこの試合2度目のPKをブラジルに与えてしまい1点差に詰め寄られるも、なんとか逃げ切った日本は、ブラジルを相手にアウェイで3-2の勝利を収めている。
トゥーロン国際大会で優勝を争った好カードといったこともあってか、スペイン紙『as』もこの試合に注目しており、ブラジルを撃破した日本を絶賛。「日本のU-23チームがロドリゴ(レアル・マドリード所属)を擁するブラジルを破る」との見出しで「東京オリンピックへの準備となる親善試合で、日本がブラジルを3-2で撃破するサプライズ」や「ブラジルが主導権を握ったが、日本の反撃はそれ以上に危険だった」などと報じた。

さらに、試合のカギとなった日本の同点ゴールのシーンについて「クーニャ、パウリーニョ、エメルソンの危険なプレイにより、優位に進めるブラジルが勝利を収めると誰もが予想したかに見えたが、タナカのワンプレイで同点にした。GKに阻止するチャンスすら与えなかった」と取り上げている。また、今回は招集外となったが、両国のこの世代を代表するスター選手、ヴィニシウス ・ジュニオール(レアル・マドリード)やレナン・ロディ(アトレティコ・マドリード)、久保建英(マジョルカ)などについても紹介していた。

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