今夏アヤックスから鳴り物入りでユヴェントスに加入したオランダ代表DFマタイス・デ・リフト。しかし、7500万ユーロ(約93 億7500万円)にものぼるとされる莫大な移籍金でイタリアの絶対王者にやってきたこの20歳は、いまだ新天地で期待されていたようなパフォーマンスを見せることができていない。まだ適応の途中段階ということもあるが、その評価は下落気味だ。
そういったクラブでの事情もあってか、最近はオランダ代表でのパフォーマンスも少々怪しくなってきたデ・リフト。本人もそのことはやはり気にしている様子だ。しかし、こんなことではヘコたれまいと、同選手は前向きな姿勢も見せている。現地時間13日に行われたユーロ予選・ベラルーシ代表戦後、デ・リフトは自身の現状について次のように語った。伊『Gazzetta dello Sport』が伝えている。
「どうして自分の思うように事が運ばないのか、わからなくなっているよ。でも仲間から学び、一生懸命努力し続けて最善を尽くすつもりだ。アヤックスにいた時、僕は自分が無敵だと思っていたけど、今は違うね。でも、新天地での最初の時期なんてこれが普通だと思っているよ。だんだん状態は良くなってきているし、パフォーマンスについてはそれほど心配していない。継続的にプレイするのが重要だ。最終的には全てがうまくいき、ポジティブなシーズンになると思っているよ」
現状はあまり良くないと認めつつも、ここから状態が上がってくるはずと主張したデ・リフト。はたしてこの20歳は宣言通り、周囲が手のひらを返すような活躍を今後見せる事ができるか。
弱冠20歳とはいえ、デ・リフトにかかっている期待は即戦力としてのものだ。特にユヴェントスは守備の要であるジョルジョ・キエッリーニが長期離脱中。実力に疑いの余地はないだけに、ファンはオランダ代表DFの一刻でも早い爆発を待ちわびている。
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