今夏セルティックからアーセナルに加入したDFキーラン・ティアニー。昨季終盤に負った怪我の影響で出遅れていたが、現地時間24日に行われたEFLカップ3回戦のノッティンガム・フォレスト戦で左サイドバックとしてスタメンに名を連ね、待望の新天地デビューを飾った。77分までのプレイではあったが、クロスから決定機を演出するなど、この試合で存在感を発揮。続くヨーロッパリーグのスタンダール・リエージュ戦でも移籍後初アシストを記録しており、この22歳に対するファンの評価はうなぎのぼりだ。
そんなティアニーはすでにポジションを争うセアド・コラシナツよりも左サイドバックのレギュラーにふさわしいと英『Football London』が主張している。その根拠はティアニーの攻撃面での貢献度だ。同メディアによると、彼は加入以降の出場2試合で8本のクロスを供給し、6回のチャンス創出数を記録している。一方でコラシナツは今季ここまで7試合に出場しクロスが3本、チャンス創出数が4回となっている。出場数がコラシナツの3分の1未満にも関わらず、ティアニーはいずれのスタッツもライバルDFのそれを上回っているのだ。
もちろん、ティアニーが対戦した相手が格下というのも関係しているだろう。強豪チームとの対戦が続くリーグ戦でコラシナツがなかなか攻撃に参加できないシチュエーションが多かったのも事実だ。しかし、この統計はそういった点を加味しても参考材料として用いられる価値はあるはず。ウナイ・エメリ監督は一度、この22歳をリーグ戦でも試してみるべきなのかもしれない。
アーセナルに現れたチャンスメイカー。はたして今後、ティアニーはレギュラーの座をつかむことができるのか。将来はリヴァプールのアンドリュー・ロバートソンやレスターのベン・チルウェルらに続く、プレミア屈指の左サイドバックにまで成長したいところだ。
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