怪物DFのマークが凄すぎる チェルシーの絶好調FWが“イライラした”選手とは

チェルシーのエイブラハム photo/Getty Images

世界トップレベルと言われる理由がここに

今季プレミアリーグ8試合で8ゴールと大暴れしているFWが、チェルシーに戻ってきた22歳のタミー・エイブラハムだ。以前より才能は評価されていたが、190cmのサイズを活かしたダイナミックなプレイで相手DFを苦しめている。

しかし、そんな絶好調なエイブラハムでも敵わなかったセンターバックがいる。エイブラハムが怪物と称えたのは、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクだ。チェルシーは9月22日にリヴァプールと対戦したが、1-2で敗北。この時ばかりはエイブラハムもファン・ダイクを中心とするリヴァプール守備陣に抑え込まれてしまった。

英『Daily Mirror』によると、エイブラハムが絶賛したのはファン・ダイクの判断力だ。FWの選手が裏に抜ける動きを見せた時、ボールウォッチャーとなってFマークすべきWを見失ってしまうDFもいる。これは誰にでも起こり得ることだが、ファン・ダイクは常にボールとエイブラハムの両方を視野に捉えていたという。そこにエイブラハムも驚かされたようだ。
「ボックス内での動き出しでDFは僕への警戒が薄れ、ボールにのみ集中するようになる。ただ、彼はボールと僕の両方に集中していたんだ。僕がどこにいるのか、どこへ行きたいのかを理解している。FWにとってはイライラさせられるよ。放してくれと言いたくなるね」

エイブラハムとしては、動いても動いてもマークを剥がせない感覚があったのだろう。読みの鋭さ、冷静な洞察力、そしてパワーと高さ。ファン・ダイクにはあらゆる能力が高いレベルで備わっている。エイブラハムがワールドクラスのストライカーとなるには、こうしたパーフェクトDFをも超える力が必要なのだろう。

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