覚醒する若き天才の左足 リーガ序盤戦で活躍した選手第1位に選ばれたのは

レアル・ソシエダのウーデゴー photo/Getty Images

最大のサプライズ選手か

序盤からバルセロナとレアル・マドリードが勝ち点をいくつか取りこぼす波乱のスタートとなっている今季のリーガ・エスパニョーラは、ここまで8試合を消化した。ここでいったん代表戦が入るため、19日までは試合がない。

ちょっとしたブレイクといったところだが、スペイン『MARCA』がこのタイミングでここまでのベストプレイヤーは誰かアンケートを取っている。今季はバルセロナFWリオネル・メッシも負傷の影響で出遅れ、レアル・マドリードもクリスティアーノ・ロナウドが抜けてからは個の力がやや弱まっている。ベストプレイヤーを選ぶのは難しい作業と言えよう。

まず今回のアンケートで3番目に多い票を獲得したのは、バルセロナGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンだ。25%の票を獲得しており、安定したパフォーマンスが高く評価されている。負傷者問題で自慢の前線が揺れる中、テア・シュテーゲンは序盤戦で最も一貫性のある選手だった。

2位は昨季から得点ペースを大幅に上げているレアルFWカリム・ベンゼマだ。ベンゼマには33%の票が入っており、今のチームを引っ張る最重要プレイヤーだ。レアルもすでに3試合も引き分けるなど勝ち点の取りこぼしはあったが、まだ負けてはいない。8試合を消化した段階では首位に立っている。

そして1位は、レアル・ソシエダMFマルティン・ウーデゴーだ。今季開幕前はここまでのパフォーマンスを披露するとは考えられていなかったのだが、ウーデゴーは開幕からゴールにアシストに大暴れ。魅惑の左足でソシエダのサポーターはもちろん、所属元のレアル・マドリードのサポーターも興奮させている。ウーデゴーには35%の票が入っているが、これも納得の結果か。

一方で、最も失望した選手では2位にレアルの新戦力FWエデン・アザール、1位にバルセロナの新戦力FWアントワーヌ・グリーズマンが選ばれている。どちらも今夏の移籍市場における目玉選手だったが、序盤戦は出遅れてしまった。代表マッチウィーク明けから反撃へ転じられるだろうか。

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