世界最高の点取り屋と言われた男にブーイング 32歳・スアレスは衰えたのか

バルセロナのスアレス photo/Getty Images

以前ほどの爆発力は……

リオネル・メッシの負傷離脱が続バルセロナでは、最前線に構えるFWルイス・スアレスの奮起に期待がかかっている。

しかし、スアレスも調子が上がってこない。バルセロナは24日にビジャレアルと対戦して2-1の勝利を収めたが、スアレスに得点は生まれなかった。第4節のバレンシア戦では2得点を挙げて勝利に貢献したのだが、サポーターがスアレスに満足していないのは明らかだ。

スペイン『MARCA』も、スアレスのポジションは保証されていないと厳しい視線を向けている。ビジャレアル戦では78分に売り出し中の16歳FWアンス・ファティとの交代でベンチへ下がったのだが、同メディアはカンプ・ノウでスアレスに対してのブーイングが起きていたと振り返っている。チームの絶対的な点取り屋だったスアレスの評価が揺らぎ始めているのだ。
ネイマールが退団して以降、バルセロナの前線ではメッシとスアレスが常に固定されていた。議論するまでもなく最前線はスアレスのポジションだったわけだが、同メディアはアンス・ファティのブレイクでスアレスの立ち位置が怪しくなってきていると取り上げている。

スアレスは昨季もチャンピオンズリーグでの得点が少ないと指摘されるなど、本来の爆発力を知るサポーターにとってスアレスのパフォーマンスはどこか満足できないものとなってきている。

世界最高のエースストライカーとも言われたスアレスも32歳だ。少しずつ衰えの波がきても不思議はないが、バルセロナは最前線の世代交代へ踏み切る時にきているのだろうか。今夏にはアントワーヌ・グリーズマンを加えており、グリーズマンを最前線に入れる手もある。そして右にメッシ、左にファティを置く3トップも魅力的で、スアレスも絶対的な存在ではなくなってきたか。

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