今アーセナルの中盤を支配し、絶対的な存在となっているのは誰だろうか。指揮官ウナイ・エメリがリーダーの1人と考えるグラニト・ジャカは相変わらずサポーターから批判を浴びる機会が多く、ルーカス・トレイラもポジションを確保しきれていない。
メスト・エジルも絶対的な存在ではなく、今夏に加わったダニ・セバージョスもまだ中盤を支配していると言い切るには早すぎる。冷静に考えると、今アーセナルの中盤で絶対的な存在となっているのは20歳のマッテオ・グエンドウジではないか。
英『Squawka』は「グエンドウジがアーセナルの最重要MFになりつつある」と取り上げており、グエンドウジのパフォーマンスには説得力がある。まだ粗削りな部分もあるが、同メディアのデータによれば今季グエンドウジはチーム最多となる323本のパスを成功させている。しかもそのうち163本は敵陣で繋いだものだ。
チャンスメイクも6回記録しており、タックル成功数10回、インターセプト数11回と攻守両面で印象的だ。3-2で勝利した先日のアストン・ヴィラ戦でもタッチ数はチーム最多の97回、パス成功率88%、ボールリカバリー数チームトップの11回など安定したパフォーマンスを見せていた。
覚醒の可能性を感じさせたのは今季のトッテナムとのダービーマッチで、グエンドウジはアシストを含め圧巻のパフォーマンスを披露していた。エメリの中で絶対に外せない選手の1人になっているのは間違いない。昨夏ロリアンから加わった時には無名に近い存在だったが、今となっては中盤の最重要選手と呼ばれるまでになった。グエンドウジの獲得はコストを考えても近年のアーセナルBESTヒットか。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/