ランパード・チェルシーに暗雲 41年ぶりに打ち立てた不名誉な記録 

戦況をじっと見つめるランパード監督 photo/Getty Images

守備の脆さが露呈

フランク・ランパード監督が率いるチェルシーが、不名誉な記録を打ち立ててしまった。

22日に行われたプレミアリーグ第6節で、リヴァプールをホームのスタンフォード・ブリッジへ迎え入れたチェルシー。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けたが、14分にペナルティエリア手前でFKを与えると、モハメド・サラーが少し横にずらしたボールをトレント・アレクサンダー・アーノルドが豪快に蹴り込み、リヴァプールがゴールネットを揺らした。

ただ、失点後も試合の流れはチェルシーのまま。猛攻を仕掛け、27分にはセサル・アスピリクエタが同点ゴールを奪ったかに思われたが、VARによって直前のプレイでオフサイドが判明し、ノーゴール判定となった。すると、チェルシーはロベルト・フィルミーノに追加点を許し、前半を0-2で折り返した。後半にドリブルから持ち込んだエンゴロ・カンテが鮮やかなゴールを決め、1点差に迫ったが、チェルシーの反撃もここまで。リヴァプールを相手にチェルシーは1-2で敗れ、今季2敗目を喫した。ここ結果、第6節終了時点で2勝2分2敗のチェルシーは、順位を11位まで下げている。
補強禁止処分も大きく影響してか、チェルシーは序盤戦から苦しい戦いを強いらており、今季からチームを率いるランパード監督の船出は非常に険しいものとなっている。それがデータにもあらわれており、データサイト『opta』によると、開幕6試合で13失点を喫しているチェルシーだが、プレミアリーグが設立されてからは最も多い失点数となっており、クラブワーストとのこと。この失点の多さはフットボールリーグ時代の1978-79以来(13失点)だという。なお、同シーズンは序盤戦の苦戦もあり、2部への降格を経験している。

はたして、クラブのレジェンドであるランパード監督はチームを立て直すことができるのか。まずは早急に守備の問題点の改善を行うべきかもしれない。

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