名将クロップは「イタリア」が苦手 意外なデータが明らかに

思わず頭をかかえるクロップ監督 photo/Getty Images

イタリアで行われた公式戦で勝利はたった1度

リヴァプールの指揮官を務める名将ユルゲン・クロップの意外なデータが明らかとなった。

クロップ監督のもとで急成長を遂げ、昨季14年ぶりに欧州制覇を成し遂げたリヴァプール。連覇を目指して、17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ第1節で、ナポリの本拠地へ乗り込んだ。今季もプレミアリーグで圧倒的な強さを披露している同クラブだが、やはり一筋縄ではいかないのがCLだ。前半から主導権を握り、幾度となく決定機を作るも、相手の粘り強い守備を前になかなかゴールを奪うことができない。そして、試合終了間際の82分、後半アディショナルタイムと、ナポリに立て続けにゴールネットを揺らされ、0-2で敗戦。ディフェンディングチャンピオンが、まさかの黒星スタートを切ることとなった。

ただ、クロップ監督が「イタリア」の地での戦いで苦戦を強いられるのは、むしろ必然だったのかもしれない。データサイト『opta』によると、クロップ監督は2008年10月に行われたUEFA杯1回戦・2ndレグのウディネーゼ戦で2-0の勝利を収めて以降(当時ドルトムントの指揮官)、イタリアのクラブを相手にしたアウェイでの戦いで現在5連敗中とのこと。つまりクロップ監督はイタリアで行われた公式戦で、これまでの監督キャリアで1度しか勝利を収めていないという。

2008年夏に就任したドルトムント、そして2015年10月に就任したリヴァプールで、チームにたくさんの勝利、数々のタイトルをもたらしてきたクロップ監督だが、どうやら「イタリア」が苦手のようだ。苦戦発進することとなったが、リヴァプールはここから巻き返しを図ることができるのか。クロップ監督の手腕に注目だ。

クロップ監督の対イタリアクラブのアウェイ戦績は以下の通り

2008年10月2日 UEFA杯1回戦・2ndレグ(対ウディネーゼ) 2-0
2013年9月18日 CLグループリーグ・第1節(対ナポリ) 1-2
2015年2月24日 CLラウンド16・1stレグ(対ユヴェントス)1-2
2018年5月2日 CL準決勝・2ndレグ(対ローマ) 2-4
2018年10月3日 CLグループリーグ・第2節(対ナポリ) 0-1
2019年9月17日 CLグループリーグ・第1節(対ナポリ) 0-2 

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