若さ溢れるプレイと言うべきか、15日に行われたエールディヴィジ第6節フォルトゥナ戦に先発したFCトゥエンテFW中村敬斗は前半だけで1得点1アシスト、さらには一発レッドカードを受ける大暴れぶりを披露した。
まさに良い意味でも悪い意味でも目立った45分間となったわけだが、気になるのはレッドカードの判定だ。相手が右サイドに展開したボールに対し、中村は果敢なスライディングタックルで奪いにかかった。しかし少し勢いがつきすぎたか、中村の足が相手選手に強く入ってしまった。
VARで確認してからのレッドカードとなったが、オランダ『Tubantia』によれば主審のデニス・ヒグレル氏は「低いアングルのカメラで見ると、中村の最初の足がボールにチャレンジできていないことが分かる。彼の足はボールの上を超えて相手の足に当たり、もう一方の足でしかボールを奪っていない」と振り返っている。中村としてはボールへのチャレンジだったのだろうが、危険なプレイと判断されてしまった。
ヒグレル氏の見解を聞くと今回はレッドカードでも仕方がないようにも思えるが、同メディアのアンケート結果はなかなか興味深い。中村のレッドカードが妥当だったかとのアンケートで、60%の人はイエローカードで十分だったと答えている。さらに22%の人はそれほど悪いタックルではないと答えており、レッドカードの判定を支持する人はそれほど多くない。
1ゴール1アシストを決めて波に乗り、その勢いで激しいタックルを仕掛けてしまった格好となったが、サポーターも中村の若さあふれるアグレッシブな姿勢には理解を示してくれるはずだ。今回はアンラッキーな結果となったが、その攻撃的な姿勢が結果に繋がっているのは間違いない。
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