“ランパード超え”まであると言われる男 若きMFに望む再びの得点量産

トッテナムのデル・アリ photo/Getty Images

MFなのに驚異の得点力誇る

スティーブン・ジェラード2世、フランク・ランパード2世など、トッテナムで成長を続けるイングランド代表MFデル・アリはレジェンドMFたちと比較されてきた。

その高い能力も比較される理由なのだが、デル・アリが高い評価を受けてきたのは得点力がずば抜けていたからだ。MFながらプレミアリーグで得点を量産するだけの力を持っており、それもランパードらと比較されてきた理由だ。ランパードも現役時代は得点を量産していたMFで、デル・アリの年齢ならばランパードの得点数を塗り替えることも不可能ではないと期待されていた。

ところが、昨季のデル・アリは得点数がガクッと落ちてしまった。昨季は負傷で数試合欠場したことも関係しているが、全てのコンペティション合わせて38戦7得点8アシストに留まった。これもそこまで悪い数字ではないが、2017-18シーズンには50戦14得点17アシスト、その前の2016-17シーズンは50戦22得点13アシストを記録していることを考えると、得点数はシーズンを重ねるごとに落ちている。
特に2016-17シーズンはプレミアリーグの戦いだけで18得点を挙げており、これが昨季5得点まで減ってしまったのは寂しい。英『Daily Mail』によると、デル・アリも明確な数字は設定していないようだが、それでも今季得点数を増やしたいと語っている。

「得点数とアシスト数の目標を設定しているわけではないけど、僕はそれを取り戻したい。自分の中で小さな目標は設定しているよ」

起用されるポジションによって役割は変わるものだが、デル・アリが得点数を伸ばすことができれば大きなプラスになる。ハリー・ケイン、ソン・フンミンに加えてデル・アリがシーズン20得点ほど奪えればトッテナムは超強力なチームとなるはずだ。

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