[ICC]久保建英が強烈ミドルで得点を演出! 両軍で“10点”入ったマドリードダービー

後半から投入された久保 photo/Getty Images

久保が存在感示すも…

27日、INTERNATIONAL CHAMPIONS CUP(ICC)で日本代表MF久保建英の所属するレアル・マドリードはアトレティコ・マドリードと対戦。シーズン開幕前にマドリードダービーが実現した。

試合は開始直後から動く。1分、中盤左サイドでボールを奪ったアトレティコは高速カウンターを発動。ボールを奪ったモラタは中央に走りこんだフェリックスへ素早くボールを渡すと、フェリックスはそのままアウトサイドキックでペナルティエリア右に走りこんだD・コスタにラストパス。D・コスタがそのまま右足を振り抜くと、ボールはS・ラモスの足に当たりながらもゴールへと吸い込まれた。アトレティコが先制に成功する。

その後もアトレティコが攻撃の手を緩めることはない。8分、S・ラモスのヘディングでのクリアボールを処理しようとしたヴィニシウスの前でサウール・ニゲスがボールをかっさらう。そのままペナルティエリア内に侵入したニゲスは中央へラストパス。これをフェリックスが流しこみ追加点を奪った。
その後も前半は終始アトレティコペース。19分にはコレア、27分と45分にはまたもD・コスタがゴールを挙げ、5点の大量リードで後半を迎えることとなった。

後半も趨勢は変わらず。50分、自陣からのフリーキックを敵陣中央で収めたフェリックスは反転するとそのままシンプルにDFライン裏へスルーパスを供給。これに反応したD・コスタはいとも簡単にレアルDF陣を振り切りループシュートでこの試合4点目となるゴールを決めた。

59分にはレアルがようやく反撃。ペナルティエリア左からアザールがドリブルで切り込むと、最後は中央のナチョへ丁寧なパス。ナチョは慌てながらもこれをゴールに押し込んだ。

やっと1点を返したレアルは62分に久保やベイルなど一気に5人のメンバーをチェンジ。意地を見せたいところだったが、直後にアクシデントが。65分、久保がロストしたボールを奪い返したカルバハルにD・コスタがアフター気味に足を引っかける。ヒートアップした両者がにらみ合うと、これをキッカケにピッチ上は両チームの選手が入り乱れる大乱闘へと発展。最終的には喧嘩両成敗ということか、両者にレッドカードが提示された。

そして試合終盤、久保が見せ場を作る。ベンゼマのPKでさらに1点を返した後の89分、コーナーキックの流れからペナルティエリア手前右でボールを受けた久保はそのまま左足を振り抜く。スピード感のあるシュートは枠を捉えるも、これは名手オブラクにセーブされてしまう。しかし、オブラクは横に弾くのが精一杯。こぼれ球を拾ったバスケスがもう一度ふわりとしたクロスを中央へ供給すると、フエンテがヘディングシュート。ポストに弾かれたのち最後はエルナンデスが押し込み、ゴールネットを揺らす。久保のミドルを起点に3点目が生まれた。しかし、反撃はここまで。守備陣が崩壊したレアルはアトレティコに7失点の大敗を喫した。

[スコア]
レアル・マドリード 3–7 アトレティコ・マドリード

[得点者]

レアル・マドリード:ナチョ(59)、ベンゼマ(85 PK)、エルナンデス(89)
アトレティコ・マドリード:D・コスタ(1、27、45 PK、50)、フェリックス(8)、コレア(19)、ビトーロ(70)

[メンバー]

レアル・マドリード:クルトワ(→ナバス 46)、オドリオソラ(→カルバハル 46、退場 65)、ナチョ、S・ラモス(→エルナンデス 62)、マルセロ(→ベイル 62)、モドリッチ(→久保 62)、クロース(→バスケス 46)、イスコ(→ロドリゴ 62)、ヴィニシウス、アザール(→フエンテ 62)、ヨビッチ(→ベンゼマ 30)

アトレティコ・マドリード:オブラク、トリッピアー(→イサーク 66)、サビッチ(→フェリペ 66)、エルモソ(→ルビオ 67)、ロディ(→サンチェス 67)、コケ(→M・ジョレンテ 66)、ニゲス(→エレーラ 67)、フェリックス(→ビトーロ 67)、レマル(→サナブリア 67)、D・コスタ(→退場 65)、モラタ(→コレア 13、カメリオ 67

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