ロッベン、ベナユン、オシェイ、そしてF・トーレス 引退を表明した名手たち

サガン鳥栖のトーレス photo/Getty Images

一時代の終わり

新シーズンへ向けて欧州の各クラブが動き始めているが、もう新シーズンはその姿を見ることができない選手もいる。昨季限りで引退した選手たちだ。

スペイン『MARCA』が昨季限りで引退を表明した名選手たちを特集しているのだが、直近で話題になったのは元イングランド代表の大型FWピーター・クラウチだ。リヴァプールやストーク・シティで活躍してきたクラウチも38歳となり、今月12日に引退を表明した。

同じ元イングランド代表選手では、今年1月にリヴァプールなどで活躍したサイドバックのグレン・ジョンソンが34歳での現役引退を決断した。ジョンソンはワールドカップにも2度出場した名手で、右サイドからの突破力には迫力があった。
ジョンソンと同じリヴァプールで活躍した選手からは、イスラエルサッカー界のレジェンドとも呼べるFWヨッシ・ベナユンが38歳での現役引退を表明した。トリッキーなドリブルを1つの武器としていたベナユンも全盛期は非常に興味深い選手だった。

他にはマンチェスター・ユナイテッドで長くユーティリティDFとして活躍したジョン・オシェイが昨季限りで引退。センターバックからサイドバックまでこなす器用さがあり、名将アレックス・ファーガソン氏からも評価されていた名DFだ。

ローマやレアル・マドリードでプレイしたFWジュリオ・バチスタ、同じくローマでプレイした元ブラジル代表DFフアンも引退を表明。セリエAではユヴェントスを支えてきた名DFアンドレア・バルザッリも昨季がラストシーズンだった。

チェルシーとアーセナルで活躍したGKペトル・チェフも引退し、古巣チェルシーの幹部に。オランダサッカー界のレジェンドであるFWアリエン・ロッベン、FWロビン・ファン・ペルシーの2人も昨季を最後に現役を退いている。

そしてスペインからは、カタールのアル・サッドでプレイしていたシャビ・エルナンデスが5月に引退を表明。名司令塔だったシャビは指導者の道へ進むことになっており、バルセロナの哲学を存分に発揮することが期待されている。

そのシャビとともにEUROやワールドカップを制したサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスも、6月に今季限りでの引退を表明している。当時最強と言われたスペイン代表を前線から引っ張ったワールドクラスのストライカーだ。その偉大なるキャリアのラストをJリーグで迎えることになる。

どの選手も21世紀のサッカー界を彩ってきた名手ばかりで、引退は残念だ。今後は指導者の道へ進む者も多いはずで、また別の形でピッチに登場してくれることに期待したい。

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