伝説のファンタジスタ、禁断の移籍も ”フリー移籍”で大ヒットした11人

シャルケでプレイしたラウール photo/Getty Images

振り返るフリー移籍の歴史

ダニエウ・アウベス、フランク・リベリ、ヤシン・ブラヒミ。彼らは今夏にフリーで獲得できる選手たちだ。移籍金なしで獲得できるバーゲン選手となるわけだが、こうした選手たちを巧みに取り込めるかもクラブの腕の見せ所だ。

夏の移籍市場の定番とも言えるが、英『FourFourTwo』が「過去にフリー移籍で大ヒットした11選手」を紹介している。彼らに続く大ヒット選手が今季誕生するだろうか。

1.ロベルト・バッジョ(ミラン→ボローニャ)



ミランを去るとき、伝説のファンタジスタであるバッジョは衰退しているとの声があった。そのバッジョを獲得したのは降格候補とも言われていたボローニャだ。そこでバッジョは期待を上回る22得点8アシストを記録。その大爆発から1998フランスワールドカップでのイタリア代表入りも果たした。

2.スティーブ・マクマナマン(リヴァプール→レアル・マドリード)



1998-99シーズン途中にレアルと合意したことからバッシングも浴びたが、この決断は正しかった。スペインで価値を示すのに時間がかかることはなく、2度のリーグ制覇と2度のチャンピオンズリーグ制覇を果たしている。

3.ガリー・マカリスター(コベントリー→リヴァプール)



マカリスターがリヴァプールへフリーで加わったとき、年齢は35歳を迎えていた。この取引に疑問を抱いた人もいただろうが、マカリスターは加入した年にFA杯、リーグ杯、UEFA杯とカップ・トレブルを達成している。マカリスターも49試合に出場しており、このフリー補強は正解だった。

4.ソル・キャンベル(トッテナム→アーセナル)



ライバルクラブへの移籍ということもあって大きな議論を招くことになったが、キャンベルは誰もが知るアーセナルのレジェンドだ。チームの無敗優勝にも貢献し、チャンピオンズリーグでもファイナルまでチームを導いた。そんな実力あるセンターバックをフリーで引き抜けたのは大きい。

5.オーガスティン・オコチャ(PSG→ボルトン)



ナイジェリア出身のファンタジスタとして知られるオコチャは、プレミアリーグでも自慢の足技を存分に披露。当時の指揮官サム・アラダイスがオコチャを口説いたのだが、同メディアはフェルナンド・イエロ、ユーリ・ジョルカエフ、イヴァン・カンポと並んでボルトンファンが最も記憶している外国人選手と評している。

6.エステバン・カンビアッソ(レアル・マドリード→インテル)



カンビアッソはインテルで10年にわたってプレイしたクラブのレジェンドで、2004年にクラブへ加わった。アルゼンチン代表としても活躍してきた安定感抜群の守備的MFで、インテルではジョゼ・モウリーニョ政権時の3冠達成にも大きく貢献した。

7.ラウール・ゴンザレス(レアル・マドリード→シャルケ)



ラウールはレアルのレジェンドだったが、レアルを離れる2010年にはクリスティアーノ・ロナウドが新たな主役になろうとしていた。ラウールはマドリードを去り、ドイツのシャルケで新たな冒険をスタートさせる。ピークは過ぎたかに思われたが、ラウールの得点感覚は相変わらずだった。シャルケではチームをチャンピオンズリーグ・ベスト4へ導いている。

8.アンドレア・ピルロ(ミラン→ユヴェントス)



こちらは近年最も有名な大ヒットフリー移籍と言っていい。ミランでもピルロは数多くのタイトルを獲得してきたが、スクデットの数ならユヴェントス時代の方が多い。ユヴェントスでも中盤の底からチームをコントロールし、セリエAを4度制した。セリエA支配への礎を築いた人物の1人と言っていいだろう。

9.ミロスラフ・クローゼ(バイエルン→ラツィオ)



ドイツサッカー界を代表する点取り屋であるクローゼは、それまでバイエルン、カイザースラウテルンなどドイツ国内でプレイを続けてきた。国外挑戦を選んだのは2011年で、ラツィオでもゴールを量産。5年間で64得点を挙げ、クラブの外国人選手得点記録を塗り替えることになった。

10.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド→ユヴェントス)



バッジョやラウール、クローゼと違い、当時のポグバはまだ世界的に知られている選手ではなかった。成長したのはユヴェントスへ向かってからで、そこで一気にワールドクラスのMFへと進化。マンUは巨額の移籍金を支払ってポグバを連れ戻すことになり、財政的な面において史上最高のフリー移籍の1つと同メディアは伝えている。

11.ロベルト・レヴァンドフスキ(ドルトムント→バイエルン)



ドルトムントからバイエルンに選手が流れる傾向は以前からあったが、レヴァンドフスキほど大きい補強もないだろう。今でもレヴァンドフスキはバイエルンの最前線に君臨しているが、ドルトムントは屈指の点取り屋をフリーで手放してしまった。ここまでバイエルンでは191のゴールを奪っており、ドルトムントも何度か痛い一撃を喰らっている。


今夏にもこれに負けない大ヒットフリー移籍が実現するのか。お金をかけないバーゲン補強も市場の楽しみの1つだ。

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