アーセナルは現在セルティックの左サイドバックを務めるキーラン・ティアニー獲得に熱を入れているが、提案したオファーはあっさりと拒否されてしまっている。アーセナルは1500万ポンドの移籍金を提示したようだが、そもそもこの金額はティアニーの実力にふさわしいものなのだろうか。
英『Daily Record』によると、セルティックで4度のリーグ制覇を果たすなどレジェンドの1人として知られるクリス・サットン氏はアーセナルが提示した金額に納得していない。1500万ポンドは侮辱とも取れる金額で、正当な評価を下していないと不満を爆発させているのだ。
「ティアニーに対するアーセナルのオファーは侮辱だよ。どのクラブも最初は低い金額からスタートするものだが、1500万ポンドは失礼だ。セルティックだけでなく、スコットランド全体にね。もし私がティアニーなら、自分のことを本当に評価してくれたのかと疑問に思うだろう。ユナイテッドはアーロン・ワン・ビサカに5500万ポンドを支払い、レスターはベン・チルウェルに7000万ポンドを求めている。2人ともプレミアリーグで良い1シーズンを過ごしたが、それでこの金額か?チルウェルはティアニーの4倍優れているのか?ワン・ビサカは3倍?」
マンUはクリスタル・パレスの右サイドバックを務めてきたアーロン・ワン・ビサカを5000万ポンドで獲得したと発表しており、それに比べると確かにティアニーに対する1500万ポンドは低すぎるように感じられる。ティアニーも左サイドバックとしてはかなりの実力者だ。
同氏はプレミアリーグのクラブがスコットランドのクラブを軽く見ているのではないかと感じているようで、2015年に当時セルティックに所属していたDFフィルジル・ファン・ダイクが1300万ポンドでサウサンプトンに引き抜かれたことにも納得していない。現在ファン・ダイクは世界トップクラスのセンターバックと評価されているが、実力を考えればサウサンプトンはもっと高額な移籍金を支払うべきだったのかもしれない。
ティアニーはビッグクラブからも評価される逸材だが、現代の市場の動きを考えるならば1500万ポンドの移籍金は低すぎるか。
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