CLを逃したミラン、新シーズンへ向けて体制を一新へ 

今夏の去就に注目が集まっているガットゥーゾ photo/Getty Images

闘将&SDが退任へ 

ACミランの指揮官を務めるジェンナーロ・ガットゥーゾと、スポーツ・デイレクターを務めるレオナルド氏がチームを離れることとなりそうだ。

名門復活を目指すミランは今季、思うように白星を重ねることができず苦しいスタートを切ったが、徐々に復調。昨年末に行われた第18節から10試合負けなし(7勝3分)を記録するなど、一時は3位まで順位を押し上げ、2013-14以来6シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場へ向けて前進していた。しかし、第28節に行われたインテルとのミラノダービー(2-3)で打ち合いに敗れると、再び低迷。第28節から第34節までの7試合で、勝ち点をわずか5ポイントしか積み上げることができない。最後に4連勝を飾って意地を見せたが、CL圏内にはあと一歩届かず5位フィニッシュしていた。

今季もCL出場権を逃したことで、ガットゥーゾ監督の周辺が再び騒がしくなってきた。そして伊『sky sport』などによると、ガットゥーゾ監督は27日にクラブのCEOを務めるイヴァン・ガジディス氏と会談を行ったようで、その際に2021年まで2年残している契約を、今季で打ち切ることで双方合意に至ったという。早ければ28日にも正式発表されるとのことだ。
さらに、ルーカス・パケタとクシシュトフ・ピョンテクといった新加入選手の一部は存在感を発揮したものの、今季行なった補強の大部分が振るわなかったレオナルド氏も辞任する方向でいる模様。なお、同氏は現在、ブラジル連盟や古巣パリ・サンジェルマンからオファーを受けているとされる。

また、レオナルド氏の勧誘により昨夏にミランへ復帰し、戦略開発ディレクターに就任していたパオロ・マルディーニ氏の未来も不透明とのこと。来季こそ名門の復活を遂げたいミランだが、体制を一新して新シーズンへ臨むこととなるかもしれない。

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