ピッチに立つのはどちらか
現地時間29日にヨーロッパリーグ決勝チェルシー戦へ臨むアーセナル。古巣対決ということもあり、この試合では今季限りで引退を表明しているペトル・チェフにゴールマウスを任せるべきとの声もある。しかし、今季ほとんどのリーグ戦に出場したベルント・レノも、そう簡単にスタメンの座を譲る気はないようだ。彼はチェフを尊敬していると前置きしつつも、決勝でプレイしたい気持ちを明かした。
「僕はペトルをとても尊敬しているし、良好な関係も築いている。彼は信用に値するよ。でも、僕はアスリートだ。いつだってプレイしたい。特に決勝ではね。EL優勝は僕にとって初めてのビッグタイトルになるだろう。チャンピオンズリーグ・アンセムをもう一度聞きたいんだ」
ドイツ人GKがこのように語ったことを英『METRO』が伝えている。レノは今季のプレミアリーグで32試合に出場。正守護神の座を射止めているが、ELでは主にチェフがゴールマウスを守った。リーグ戦が終わった今、ウナイ・エメリ監督はGKのチョイスに相当悩まされていることだろう。
なお、準決勝後に英『The Sun』がファンを対象に行ったアンケートでは、64%の人が「チェフをスタメンにすべき」と回答している。難しい問題に直面しているアーセナルだが、決勝の舞台でピッチに立っているのはどちらの守護神か。