アーセナル指揮官の名前まで…… バルサの新指揮官候補に挙がる”4人”の知将

アーセナルを指揮するエメリ photo/Getty Images

バルベルデに向けられる厳しい視線

今季のバルセロナはリーガ・エスパニョーラの制したものの、チャンピオンズリーグとスペイン国王杯のタイトルは落としてしまった。しかも負け方に問題があり、チャンピオンズリーグではリヴァプールに大逆転負け、スペイン国王杯では決勝でバレンシアに敗れてしまった。

指揮官エルネスト・バルベルデは安定した仕事を見せているが、一部では重要なゲームでのスタメン選考や試合の流れを変える交代策に問題があると批判されている。リヴァプールに逆転負けを喫した時も、バルベルデは有効な手を打つことができなかった。指揮官として能力を疑われても仕方がないだろう。

悲願のチャンピオンズリーグを制するには、指揮官交代も視野に入れるべきなのかもしれない。スペイン『Mundo Deportivo』は、バルベルデに代わる4人の指揮官候補がいると取り上げている。
1人目に挙げられたのはアーセナルのウナイ・エメリだ。パリ・サンジェルマン時代にはチャンピオンズリーグで大失敗しているが、ヨーロッパリーグでは今季も決勝へ進出するなどカップ戦の攻略法を理解している。これはバルベルデとの違いと言っていいだろう。

2人目はオランダ代表を指揮するロナルド・クーマンだ。指揮官としてオランダやイングランドで結果を残してきたクーマンは、現役時代にバルセロナで活躍したレジェンドの1人だ。バルセロナの哲学を理解しており、バルセロナらしさを取り戻すには最適な人物かもしれない。

3人目はベルギー代表監督ロベルト・マルティネス。マルティネスは昨年のロシアワールドカップでベルギーを3位に導いた手腕が評価されている。ビッグクラブでの指導経験が不足しているのは気にかかるが、今人気が上がっている指揮官の1人だ。

最後の4人目は、ユヴェントスを退任するマッシミリアーノ・アッレグリだ。ユヴェントスではセリエAを支配し続けた実績があり、チャンピオンズリーグで決勝まで駒を進めたこともある。バルセロナの哲学に合う人物かは微妙なところだが、結果を追い求めるなら最も手堅い選択と言えよう。

果たしてバルベルデはバルセロナにとって正しい指揮官なのか。サポーターの間でも意見は分かれているはずで、指揮官交代も視野に入れておくべきかもしれない。

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