ムバッペ帝国の構築、守備の補強も トゥヘルがPSGでやるべき”4つ”のこと

PSGを指揮するトゥヘル  photo/Getty Images

来季こそ結果が必要

今季はチャンピオンズリーグでも国内のカップ戦でも結果を残せなかったが、パリ・サンジェルマンは指揮官トーマス・トゥヘルとの契約を2021年まで延長することを決断した。とはいえ、トゥヘルがクラブ上層部から全幅の信頼を寄せられているわけではない。今季の成績は決して納得のいくものではないはずだ。

来季こそは結果が求められるが、トゥヘルは何をすればいいのか。スペイン『as』が「トゥヘルがやるべきこと」と題したリストを紹介している。

1.攻撃陣以外の補強を

パリ・サンジェルマンは攻撃陣こそ世界トップクラスの陣容を揃えるが、中盤から最終ラインにかけては層が薄い。ワールドクラスと呼べる選手も少なく、まずは今夏に補強へ動く必要がある。今冬にも狙っていると言われたエヴァートンMFイドリッサ・ゲイェなど、守備に動ける選手を獲得しなければならない。

2.ムバッペが成功の鍵



同メディアはネイマールをフィットさせることも条件に挙げているが、今季チームを引っ張ったのは間違いなくムバッペだ。パリ・サンジェルマンが成功を収めるには、ムバッペを中心にチームを作っていくべきと同メディアは主張している。中心はネイマールではなく、ムバッペだ。ムバッペには近い将来の移籍も噂されるが、それを防ぐにはパリ・サンジェルマンの環境に満足してもらうしかない。

3.キンペンベを復活させること



チアゴ・シウバ、マルキーニョスのブラジル人DFコンビはパリ・サンジェルマンを長く支えてきたが、彼らしか頼れるセンターバックがいないのも事実。23歳のプレスネル・キンペンベはロシアワールドカップを制したフランス代表メンバーにも選ばれていた期待の逸材だが、今季は凡ミスも目についた。トゥヘルはキンペンベを復活させる必要があり、ワールドクラスのセンターバックと呼ばれるよう育成していかなければならない。

4.GK問題の解消



アルフォンス・アレオラなのか、それともジャンルイジ・ブッフォンなのか。今季のパリ・サンジェルマンは守護神がはっきりしなかった。ブッフォンの経験値は大きかったが、年齢による衰えがきているのは間違いない。チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦ではファンブルから失点を許すなど、敗因にブッフォンを挙げる声もあったほどだ。GKにもワールドクラスの選手を配置しなければ、チャンピオンズリーグ制覇は難しい。


トゥヘルだけでなくクラブ全体で解決していくべき問題もリストアップされているが、これらを全てクリアしてこそ悲願の欧州制覇は見えてくる。トゥヘルに賭けたパリ・サンジェルマンの判断は吉と出るのか。2年目の来季が勝負だ。

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