残留の意思を表明しているが
今季限りでMFアンヘル・エレーラの退団が決定し、MFポール・ポグバにも移籍の可能性があるマンチェスター・ユナイテッド。来季以降、中盤の人員不足が懸念される中、同クラブはバルセロナの“いぶし銀”を獲得するために動き始めているという。
英『METRO』によると、マンUが狙っているのはバルセロナのMFイヴァン・ラキティッチ。先日、ラキティッチは「バルセロナでずっとプレイしたい」と残留の意思を表明したが、プレミアのビッグクラブは獲得をあきらめていない様子だ。バルセロナは移籍金として約4800万ポンドを要求するとみられるが、マンUは約3000万ポンドまでその額を引き下げたい意思があるとも同メディアは伝えた。
31歳のラキティッチは、今季もバルセロナ不動のレギュラーとしてリーグ戦34試合に出場。クラブのリーガ・エスパニョーラ連覇に貢献した。しかし来季、チームにはアヤックスからMFフレンキー・デ・ヨングが加入する。これにより、ラキティッチの出場機会が減少するのではないかと現地では報じられている。
ラキティッチ獲得となれば、マンUの中盤は大きく改善されるだろう。攻守にわたってハードワークを怠らず、高いテクニックを有する彼のような選手はなかなかいない。同クラブにとっては、喉から手が出るほど欲しい選手だろう。
しかしマンU中盤にはアンヘル・ゴメスやスコット・マクトミネイ、アンドレアス・ペレイラなど、多数の若手有望株が控えている。バルセロナがラキティッチの移籍金を下げない姿勢を見せた際には、即座に彼らのような若手を育てる方向にシフトする必要がある。
はたして、オールド・トラッフォードにバルセロナの“いぶし銀”はやってくるのか。来季巻き返しのためにも、マンUは早めに陣容を固めたいところだ。