モウリーニョはどこへ行くんだ? 破談とも報じられたクラブの可能性再浮上

昨年12月にマンUを解任されて以来、モウリーニョはフリーの状態だ photo/Getty Images

さまざまな噂が絶えない中で

昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任となったジョゼ・モウリーニョ。彼が来季イタリアの首都で仕事をする可能性が再浮上した。一時破談とも報じられたローマとの交渉を進めているようだ。

そう報じたのは伊『calciomercato』。ローマはかつてユヴェントスやイタリア代表を指揮したアントニオ・コンテの招聘が濃厚との噂もある。しかし、交渉は長期化の様相を呈しているとのこと。破談の可能性もあるため、モウリーニョとの交渉を開始し先手を打った格好だ。

ローマは現在、今季途中から就任したクラウディオ・ラニエリ監督の下で再浮上を目指している。一時7位まで下がっていた順位を5位まで戻したものの、いまだ来季のチャンピオンズリーグ出場には黄色信号が点灯中。あくまでラニエリ監督は今季をしのぐための一時的な措置だという見方も現地報道の中にはある。再起を図るため、クラブ首脳陣はビッグネームの監督探しに奔走していることも報じられている。

しかし、ローマのモウリーニョ招聘は難しいかもしれない。先日、同氏の口からは「選手補強などにおいて、自分を全力でサポートしてくれるクラブで仕事をしたい」という旨の発言が飛び出した。モンチ前SDの下で財政健全化を推し進めたはいいものの、今のローマにビッグネームを複数人獲得するほどの余裕はないだろう。加えて、今季4位以内の確保に失敗すれば何人もの主力が放出されるとの噂もある。選手を揃えられないクラブの指揮官にモウリーニョが就任するとは考えづらいのが現状だ。

いずれにせよ、ローマは来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得することが最優先なのは間違いない。現在4位アタランタとの差はわずかに1ポイント。クラブの未来を大きく左右するだけに、死に物狂いで逆転したいところだ。

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