若手最強FWはムバッペ、では”最強MF”は? 100年に1人の新皇帝

レヴァークーゼンのハフェルツ photo/Getty Images

今季さらに成長した19歳

現在パリ・サンジェルマンで圧倒的なパフォーマンスを見せるFWキリアン・ムバッペが若手最強のアタッカーとするなら、若手最強のMFは誰なのか。ドルトムントで活躍するジェイドン・サンチョをMFの選手と考えるならば、サンチョも候補者かもしれない。

しかし、今回ブンデスリーガ公式が最強の若手MFに選んだのはレヴァークーゼンでプレイするドイツ代表MFカイ・ハフェルツの方だ。すでにブンデスリーガでは有名な存在となっているハフェルツは、レヴァークーゼンでプレイした元ドイツ代表MFミヒャエル・バラックや、現在アーセナルでプレイするメスト・エジルらと比較されてきた逸材だ。

ハフェルツは2016年10月のブレーメン戦でデビューを果たしたが、当時17歳と126日でのデビューはブンデスリーガ史上最年少だった。2017年4月のヴォルフスブルク戦ではブンデスリーガ史上最年少得点を記録し、そのシーズンにはチャンピオンズリーグでもレヴァークーゼン史上最年少デビューを果たしている。とにかくハフェルツは早熟で、当時から評価は高かった。
まだ19歳だが、レヴァークーゼンでの出場試合数は100を超えている。その成長は止まる気配がなく、今季はリーグ戦で14得点4アシストを記録。2016-17シーズンが4得点6アシスト、昨季が3得点9アシストだったことを考えると、得点部分が大きく伸びている。二桁得点を記録できるMFは非常に魅力的で、ハフェルツも19歳としては異常なタレントと言えよう。

元ドイツ代表のローター・マテウス氏も、「レヴァークーゼンのルディ・フェラーSDが彼のことを100年に1人の才能と言ったかが分かる」と絶賛しており、ハフェルツは数年後にとんでもないMFへと化けている可能性がある。サンチョとはプレイするポジションが異なるが、10代の攻撃的MFとして世界最強クラスなのは間違いない。

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