ペレス会長復帰以降優勝は2回だけ
バルセロナとレアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラを常に争ってきたライバルだが、近年はバルセロナが国内で優位な立場にある。レアルはチャンピオンズリーグこそ昨季まで3連覇していたが、国内ではバルセロナにリードを許してきた。今季も圧倒的な差をつけられてしまい、チャンピオンズリーグの成績だけではサポーターも満足できないだろう。
スペイン『as』もリーグ制覇の回数が少ないことを問題視している。クラブにフロレンティーノ・ペレス会長が復帰した2009年以降、レアルがリーグを制したのは2011-12シーズンと2016-17シーズンの2回のみ。その間バルセロナは7度もリーグを制している。
ペレス会長が復帰してから補強に費やした金額は9億2950万ユーロにもなるようで、47選手の新加入と7人の監督交代があった。今回のジネディーヌ・ジダン復帰も含めれば8回だ。チャンピオンズリーグを4度制しているのは見事だが、やはり国内の成績は寂しいものがある。バルセロナとのライバル対決では負けていると言っていい。
復帰したジダンも来季はリーガのタイトルを狙っていくと明言している。これ以上バルセロナに国内を支配されるのは白い巨人・レアルのプライドが許さないだろう。来季は意地でも頂点に立たなければならない。
そのためには今夏の大型補強が必要となるはずで、再びクラブは大金を費やすことになる。来季こそバルセロナから王座を奪い返せるか。