やはりカンテのアンカー起用はなし? サッリ「技術のある選手を置きたい」

チェルシーのジョルジーニョ photo/Getty Images

アンカーには強いこだわりが

今季からマウリツィオ・サッリが指揮するチェルシーでは、アンカーの人選を巡って多くの議論が交わされてきた。サッリのファーストチョイスはナポリから引き抜いた教え子のジョルジーニョだが、チェルシーには世界屈指の守備的MFエンゴロ・カンテがいる。カンテをアンカーに置いた方がいいとの意見もあり、ジョルジーニョはこれまで何度か批判を浴びてきている。

しかし、サッリに考えを変える気は全くないようだ。米『ESPN』によると、サッリはアンカーの選手にはパスをさばく能力を求めていくと改めて強調しており、今のところカンテを回す考えはない。1番手はジョルジーニョ、代案は足下の技術に優れるマテオ・コバチッチになることを強調している。

「アンカーのポジションではいくつか問題があった。我々はジョルジーニョしか抱えていないからね。個人的にはコバチッチもアンカーで非常に上手くやれると思う。もちろん彼は守備的MFではないが、私はアンカーのポジションに技術のある選手を置くのが好きだ。我々にとって大きなクオリティを持つアンカーは非常に重要なんだ。クオリティとはラストパスのことではなく、ボールを動かす技術のことだ。新選手を獲るか?Noだ。私はコバチッチを試したい。彼はレンタルの選手だけどね。コバチッチには残って欲しいね」
コバチッチはレアル・マドリードからレンタルで加わった選手で、チェルシーはFIFAから今後2回の移籍市場での補強を禁止されている。処分が変わらなければコバチッチを買い取ることは難しく、すでにプレミア内での移籍話も浮上している。

満足に補強できないとなれば、ジョルジーニョしかいないアンカーは問題を抱えることになるだろう。サッリの考えは変わらないようだが、コバチッチ以外の代案を見つけられるのか。

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