ペップの4冠不可能コメントは無視すべき? ”4冠”は十分に狙える目標だ

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

決して不可能なミッションとは言えないか

6日に行われたFA杯・準決勝でブライトンを撃破し、決勝へ駒を進めたマンチェスター・シティ。今季の彼らには4冠獲得のチャンスが残されているわけだが、指揮官ジョゼップ・グアルディオラはブライトン戦後に4冠は非現実的と冷静な見方を示していた。

「このステージに生き残っていることがすでに奇跡だ。誰も4冠は達成していない。それを我々ができるのか。ほとんど不可能だ」とグアルディオラはコメントしていたが、このコメントをどこまで本気で受け止めればいいのだろうか。

米『ESPN」はグアルディオラの言葉を正直に受け止める必要はないと指摘しており、4冠達成が非現実的とのグアルディオラのコメントは周囲からのプレッシャーをかわすためのものと伝えている。つまり、同メディアは4冠獲得が十分に可能と考えているのだ。
マンCはすでにカラバオ杯を制しており、残るは決勝まで進んだFA杯、プレミアリーグ、ベスト8まで勝ち進んだチャンピオンズリーグの3つだ。このうちFA杯決勝のワトフォード戦は明らかにマンCが格上で、いくらかメンバーを落としても勝利を収めることは可能だろう。マンCが負けると予想する方が難しい。

リーグ戦もリヴァプールとの争いは熾烈だが、有利なのは現時点で1試合消化が少ないマンCの方と言っていい。マンCはトッテナム戦やマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを残しているが、リヴァプールの方が圧倒的に有利とは言えない。現時点で予想するのは難しいが、こちらも狙える目標だ。

最後にチャンピオンズリーグだが、当然これが最も難しい。ただし同メディアはベスト8で対戦するトッテナムはここ最近の不安定な結果から、マンCが上へ進めると考えている。

ベスト4で対戦する可能性が高いユヴェントスは優勝候補の一角だが、ユヴェントスが明らかに上とは言えない。ユヴェントスもベスト16ではアトレティコ・マドリードとの1stレグを落とすなど、乱れることはある。4冠は難しいミッションだが、実力を考えれば決して不可能な目標ではないはずだ。

同メディアはタイトルを争うライバルチームはグアルディオラのコメントを素直に受け止めるべきではないと伝えているが、4冠は十分狙える目標か。

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