イブラヒモビッチ、マンC移籍の可能性があった!? バルサ退団時の移籍話を語る

マンCへ移籍の可能性があったイブラヒモビッチ photo/Getty Images

結局選んだのはミランだったが

MLSのロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは数々のビッグクラブを渡り歩きオランダ、イタリア、スペイン、フランスと4つのリーグでチャンピオンを経験している。優勝請負人ともいえるキャリアを歩んでいる彼だが、2010年のバルセロナ退団時に当時43季ぶりのリーグタイトルを狙っていたあのクラブへの移籍話があったようだ。

そのクラブとは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ。当時、シティを率いていたロベルト・マンチーニ監督は、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスのパートナーとしてイブラヒモビッチ獲得を望んでいたという。英『Daily Mirror』のインタビューで、イブラヒモビッチはこの移籍話について語っている。

「バルセロナにいたときマンチェスター・シティに行くチャンスがあった。だが、バルセロナで過ごした後に俺は幸せを見つける必要があったんだ。イタリアに戻れば幸せになれることを知っていたし実際戻ってみて幸せだったよ。シティに移籍していたらそれとは異なる挑戦だし、幸せになっていたかはわからないね。ミランも新しいクラブではあったけど、俺はインテルに3年在籍していたのでその街や国を知っていた。だからちょっと安全なカードを選んだのさ」

結局、イブラヒモビッチはシティを断って入団したミランにおいて1年目から不動の存在となった。彼はリーグ戦で14得点12アシストの活躍を見せ、ミランの7期ぶりとなるスクデット獲得に貢献。シティは自分たちの目に狂いはなかっただけに、さぞ悔しかったことだろう。しかし、シティはイブラヒモビッチ獲得こそならなかったもののインテルからマリオ・バロテッリ、ヴォルフスブルクからエディン・ジェコといったのちに主戦力級となるFWを獲得。翌2011-12シーズンには44季ぶりとなるリーグ優勝を最終節での劇的な逆転勝利によって達成した。

結局、この移籍話は双方が幸せをつかみ取る結果となった。しかし、サポーターにとってはプレミアの優勝トロフィーを掲げるイブラヒモビッチを拝める可能性があっただけに、少し残念な気持ちがあるかもしれない

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